Stellaのカスタムメードプロダクト ステラ・コーポレーションは会社方針である“ Something Special(人と違ったことを目指す)”というスローガンのもと、競合他社とは一線を画した開発体制を敷いています。実際、機構設計、電子回路設計、光学設計、ICやコンピュータソフトウェアの開発までシステム開発に必要な要素をすべて独自開発しています(要素技術の詳細はこちら)。このため、メインプロダクト以外にもユーザーからのリクエストにより製品化したカスタムメードプロダクトも少なくありません。以下、その代表例を紹介します。 自動車関連メーカーからの依頼でオンリーワンのプローブチェッカーを開発 ひとつは、自動車関連メーカーからの依頼によって開発したプローブチェッカーです。ハイブリット車のコントロール回路を検査する冶具であるブローブを検査する装置で、プローブの圧力によって電圧や電流といった電気特性がどう変化するかをチェックします。これには当社の18番ともいえる画像撮像・処理技術に加え、電気的検査技術が必要になります。このため、ST-200をベースに独自の圧力センサーを採用するとともに、これまでに蓄積してきたテスター機能をビルトインすることにより、オファーから数か月で製品として出荷することができました。 ユーザーからは「このようなチェッカーはあるようで存在しなかった。ステラさんのおかげで効率的な検査体制を築くことができた」とのコメントをいただきました。
PCB上のホールとパッドのずれを両面で一括検査 もうひとつは、PCB上のホール(穴)とパッドのずれを上下で同時検査する装置。一見簡単そうにみえますが、通常の測長装置や検査装置で検査しようとすると、まず表面を検査した後、PCBをひっくり返して裏面を検査するといったフローになり、それぞれのアライメントを含め手間がかかります。そこで、2台のCCDカメラを対向配置し、その間にPCBを立てた状態で入れることにより、ホールとパッドの位置ずれを一瞬かつ両面同時で測定・検査できるようにしました。もちろん、その結果は統計処理して膨大なデータレポートとして記録し、PCBの歩留まり向上に寄与します。
このように、ステラは膨大な要素技術をすべて一から開発し保持しています。しかしながら、まだ効果的に活用できていないテクノロジーがあるのも否定できません。世の中にあるようでない製品をお探しの方は気軽にご相談ください。
潟Xテラ・コーポレーション
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