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CEATEC JAPAN 2018 (10月16〜19日) |
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10月16〜19日、幕張メッセで開かれた「CEATEC JAPAN 2018」。近年のトレンドを反映した形で今年もIoTやAI関連のエキジビションが多く、これまでCEATECとは無縁と考えられてきた異業種企業の出展が目立っていた。そんななか、本流のコンシューマーエレクトロニクス分野ではいよいよ本放送がはじまる4K/8Kテレビが注目を一身に集めていた。
前置きが長くなったが、本流のコンシューマーエレクトロニクスでは話題はやはり4K/8Kテレビだった。12月1日からBS放送と一部のCS放送で本放送が始まるためだが、これもトレンドを反映してか、いわゆる電機メーカーのデモは決して多くなく、シャープが孤軍奮闘していたといった印象。 現時点ではメーカー各社によって4K派か8K派と分かれるなか、同社はより高精細でNHKが推進する8Kに専念。ブースも8K一色にコーディネートした。フラッグシップモデルは11月に新発売する80型8K液晶テレビ。UV2All液晶と名づけた高開口率セルを採用するとともに、120Hzの倍速ドライブにより8Kにふさわしいスペックを実現。もちろん、エリアコントロールLEDバックライトによってメガコントラストを確保した。
新たなカラー化方式で電子ペーパーの表示色数を増加 一方、電子ペーパーの雄、E-InkはWhat's Newとして新たなカラー電子ペーパー「ACeP」を披露した。Y(イエロー)、M(マゼンダ)、C(シアン)、W(ホワイト)という4色の帯電トナーを用いるもので、通常のディスプレイではセルに当たるマイクロカプセルに4色のトナーを充填。前面基板上の電極に電圧を印加してその対極に帯電しているトナーを引き寄せてその色を表示するというメカニズムは従来パネルと同じだが、印加電圧を制御することによって前面電極上への重なり具合を制御して階調をコントロールする。つまり、トナーによってしきい値電圧が異なるよう帯電量を制御していると考えられる。もちろん、白を表示する場合は従来通りWトナーを前面に、黒を表示する場合はYMC3色を前面に引き寄せる。
今回、ブースでは13.3型パネル(1600×1200画素)と32型パネル(2400×1800画素)を披露。前者はすでにサンプル出荷中で、来年第1四半期から量産出荷する。また、今回は未公開だった26.6型パネル(3200×2400画素)も来春から量産する予定。ちなみに、すでにマイクロCF方式カラーパネルは一部で量産出荷中だが、今後はACePパネルに特化する方針だ。 |
REMARK 1)Stella通信はFPD&PCB関連ニュースの無償提供コーナーです(ステラ・コーポレーションがFPDやPCBそのものを製品化しているわけではありません)。 2)この記事はステラ・コーポレーション 電子メディア部が取材して記事化したものです。 |