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FPD/PCB NEWS〜5月30日
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マイクロ波化学 連続運転可能なマイクロ波を用いたケミカルリサイクル実証機を大阪事業所に導入 マイクロ波化学は、連続運転可能なマイクロ波を用いたケミカルリサイクルの実証機を大阪事業所(大阪市住之江区)に導入したと発表した。同社は廃棄プラスチックをマイクロ波により熱分解し、基礎化学品に戻して新たな製品の原料とするケミカルリサイクル技術の開発を進めており、今回の実証機はこれまでに蓄積してきた技術を高度化し、小型分散型、連続式の技術形態を検証するのが目的。 |
FPD/PCB NEWS〜5月28日
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キヤノン 車載用の大型特殊ディスプレイやスマートフォン向けFPD露光装置を発売 MPAsp-E1003HはL&S=1.5μmの高解像力で一度に露光できる幅を約1.2倍に拡大。1枚のガラス基板につき従来6ショットの露光が必要だったスマートフォンなどのパネルを4ショットでの露光可能。さらに、車載用途に使われる横長の大型特殊ディスプレイも繋なぎ目なく2ショットで露光できる。 |
FPD/PCB NEWS〜5月23日
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東大、NIMS 還元剤と分子性カチオンが協奏的に作用する有機半導体の電子ドーピング技術を開発 東京大学大学院新領域創成科学研究科、物質・材料研究機構(NIMS)、ジョージア工科大学、コロラド大学ボルダー校からなる国際共同研究グループは、還元剤と分子性カチオンが協奏的に作用する電子ドーピング技術を開発した。これにより、電子とさまざまな分子性カチオンを有機半導体に導入可能になり、安定性が高いドーピングが実現する。さらに、導入する分子性カチオンを自在に探索できるようになったことで、ドーピング状態の寿命を従来手法より100倍程度向上させる材料を発見した。これらの結果、ドーピング安定性が飛躍的に向上し、電子ドーピングのデバイス活用が容易になる。 |
FPD/PCB NEWS〜5月22日
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デンカ 低誘電有機絶縁材料の生産設備を新設 デンカは、低誘電有機絶縁材料「スネクトン」を増産するため、生産設備を新設すると発表した。千葉工場(千葉県市原市)に生産プラントを建設する。投資額は約70億円で、2026年度に完成する予定。 |
FPD/PCB NEWS〜5月21日
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丸文 DKE Holdingと代理店契約を締結し電子ペーパーモジュールを販売開始 丸文は電子ペーパーメーカーのDKE Holding(DKE社)と代理店契約を締結し、同社製の電子ペーパーパネルモジュールの販売を開始すると発表した。DKE社は電子ペーパーのパイオニアメーカーであるEInk Holdingsの電子ペーパーに特化したパートナー企業で、EInk社の技術を用いた電子ペーパーパネルモジュールを開発・製造・販売。丸文は以前からEInk社の電子ペーパーを取り扱っているが、今回、DKE社と代理店契約を締結することでラインアップを拡充するとともに、電子ペーパービジネスを強化する。 |
FPD/PCB NEWS〜5月15日
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東大と産総研 金属のように熱を通す絶縁体のゴムシートを開発 東京大学大学院新領域創成科学研究科の長谷川瑠偉大学院生(産総研 先端オペランド計測技術オープンイノベーションラボラトリリサーチアシスタント兼務)、同研究科の伊藤剛仁准教授、寺嶋和夫教授(産総研 先端オペランド計測技術オープンイノベーションラボラトリ特定フェロー兼務)らによる研究チームは、窒化ホウ素フィラーと環動高分子のポリロタキサンを複合化し、金属のように熱を通す絶縁体のゴムシートを開発した。水中プラズマ技術で表面改質したフィラーを高分子溶液に分散し、電界強度を従来の50倍に高めたパルス交流電界をシート厚み方向に印加してフィラーの配向度を高めたシートを成形。これにより、ゴムのように柔らかく、シート厚み方向の熱伝導率が金属並みに高い絶縁体のゴムシートを実現した。フレキシブルデバイスをはじめ各種の電子デバイス用の熱層間材などへの応用が期待される。 |
FPD/PCB NEWS〜5月14日
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シャープ ディスプレイプロダクト堺工場でのTFT-LCD生産を停止 シャープは、子会社である堺ディスプレイプロダクト(SDP社)が運営する堺工場でTFT-LCDパネルの生産を停止すると発表した。パネル市況の低迷が想定外に長期化して業績・財務状況が悪化し、パネル生産を安定的に継続していくのが難しくなってきたため。今後、取引先と協議し、2024年度上期中にパネルの生産を停止する予定。また、SDP社は保有する大型TFT-LCDパネルに関する技術資産等の供与や、建屋等を活用したビジネス等へ事業転換を進めていく。 |
FPD/PCB NEWS〜5月10日
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東北大、都立大、東大 電気を流し室温強磁性を示す希土類酸化物を発見 東北大学大学院理学研究科の福村知昭教授ら、東京都立大学大学院理学研究科の岡大地准教授、東北大学大学院工学研究科・材料科学高等研究所(WPIAIMR)・国際集積エレクトロニクス研究開発センター・先端スピントロニクス研究開発センター、東京大学理学系研究科からなる研究グループは、酸化ガドリニウム(GdO)の薄膜合成の際にCaOを薄膜成長の下地に用いると高純度のGdO薄膜が得られ、電気伝導性が向上し、キュリー温度も303K(30℃)まで上昇させることに成功した。GdOは起電力が生じる異常ホール効果を示すため、磁化シグナルを電気的に検出することができるスピントロニクス用の材料として期待される。 |
FPD/PCB NEWS〜5月8日
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大日本印刷とDNP America 米国のディスプレイ学会「SID Display Week 2024」に出展 大日本印刷(DNP)とグループ会社のDNP Americaは、5月12〜17日に米国のSan Jose Convention Centerで開催される世界最大級のディスプレイ学会「SID Display Week 2024」に出展する。同学会への出展は10回目で、独自に培った微細加工、精密コーティング、超微エッチングなどの技術を活用した各種製品を紹介。とくに、ARグラスやVRヘッドセットに関連する製品を中心に展示する。 |
FPD/PCB NEWS〜5月2日
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東北大と東工大 ナノスケールで電気分極の反転を観察できる顕微鏡手法を開発 東北大学電気通信研究所の平永良臣准教授および未来科学技術共同研究センターの長康雄特任教授らの研究グループは東京工業大学物質理工学院材料系の舟窪浩教授らの研究グループとの共同研究で、強誘電体の分極反転挙動をナノスケールの空間分解能で、かつ従来法の1/300の短時間で高精細な画像を観察可能な顕微鏡手法を開発した。これにより、例えば分極疲労現象(多数回の分極反転にともない材料特性が劣化する現象)などデバイスの信頼性確保を阻害する現象に対する理解が進み、それらの知見に基づいた材料特性の改善が期待される。 |