STELLA通信は潟Xテラ・コーポレーションが運営しています。

FPD/PCB NEWS〜12月28日
 

ノリタケカンパニーリミテド 社名をノリタケに変更

 ノリタケカンパニーリミテドは、2024年7月に社名を「ノリタケ株式会社(NORITAKE CO., LIMITED)」に変更すると発表した。

 来年1月に迎える創立120周年を機に社名を変更することにした。従来からのブランド名「ノリタケ」と商号を統一することで、国内外におけるさらなるブランド認知向上を図るとともに、長期ビジョンの実現に向けて一層の事業拡大と企業価値向上に取り組む。

FPD/PCB NEWS〜12月27日
 

日鉄ケミカル&マテリアル 連結子会社3社を吸収合併

 日鉄ケミカル&マテリアルは、2024年10月1日を効力発生日として完全子会社である連結子会社3社を吸収合併すると発表した。

 吸収合併するのは日鉄カーボン、日鉄機能材製造、日鉄エポキシ製造の3社。各社が保有する製造・販売・研究機能の一体化を図るとともに、採用活動の強化による人財の確保と育成を促進し、事業運営のさらなる強化につなげる。

FPD/PCB NEWS〜12月22日
 

グンゼ 電子部品事業における連結子会社の株式を譲渡

 グンゼは、連結子会社であるGuan Zhi Holdings Limited(GZH)の発行済株式の85.1%および日本と米国の電子部品タッチパネル事業の商権をFIRST INTERNATIONALCOMPUTER(FIC)に2024年10月1日をもって譲渡すると発表した。株式譲渡にともない、GZHは連結対象から除外される。

FPD/PCB NEWS〜12月21日
 

レゾナック AI・ディープラーニングを活用して材料の開発期間を大幅短縮

 レゾナックは、ディープラーニング技術を用いたAIの進化と膨大な蓄積データを用いるケモインフォマティクスアプリを開発し運用を開始したと発表した。情報科学による予測技術を活用することで、新しい化合物の開発における物性計算などの時間が大幅に短縮できる。

 計算情報科学研究センターが開発したケモインフォマティクスアプリは、過去の材料開発から蓄積された計算・実験データを活用したディープラーニング技術を利用しており、量子化学計算に比べ数千倍速く物性が予測できる。また、ユーザーインターフェースはシンプルで直感的に扱えるWebアプリケーションになっているため、ケモインフォマティクスの経験が浅い実験者でも日常的に使う分子の描画方法で簡単に分子データが入力でき、実験者自身で物性の予測や材料の事前設計が可能になる。

FPD/PCB NEWS〜12月19日
 

日新イオン機器 世界初の半導体材料改質装置を開発


▲KYOKA
 日新イオン機器は、半導体材料改質装置「KYOKA(鏡花)」を開発したと発表した。

 KYOKAは大電流イオン技術を応用して設計され、高スループットや低処理コストをはじめ材料改質の実用化と量産化に必要な性能を満たす装置。2024年4月に滋賀事業所にデモ機を設置し、ユーザーへのサンプル処理を開始する。

 具体的には、毎時25枚以上の高スループット材料改質処理が可能で、従来比3倍の生産性向上を実現。また、1keV未満の低エネルギー領域を必要とする材料改質プロセスでも超大電流イオンビームでの処理が可能。これにより材料改質を適用できる対象範囲が拡大する。さらに、さまざまなイオン種を発生できるため、対象とする材料に応じた最適な改質が可能。300mmウエハーに対応しており、最先端半導体製造ラインに導入可能だという。

FPD/PCB NEWS〜12月7日
 

KDDI、KDDI総研、エネコートテクノロジーズ 群馬県でペロブスカイト太陽電池を活用した基地局実証を開始


▲曲がる太陽電池を活用したサステナブル基地局のイメージ
 KDDI、KDDI総合研究所、エネコートテクノロジーズは、2024年2月から曲がるペロブスカイト太陽電池を活用した「サステナブル基地局」の実証実験を群馬県で開始すると発表した。ペロブスカイト太陽電池で発電した電力で商用基地局を運用する実証実験は国内で初めて。

 実証実験では、ペロブスカイト太陽電池を電柱型の基地局に設置したポールに巻き付ける。これにより、敷地面積の少ない電柱型基地局でも太陽光発電を実現し、サステナブル基地局の拡大を目指す。

FPD/PCB NEWS〜12月6日
 

SCREENファインテックソリューションズ 半導体先端パッケージ専用塗布乾燥装置を開発

 SCREENファインテックソリューションズは、FOPLP(Fan-Out Panel Level Packaging)基板やガラスコア・サブストレートなどに対応した半導体先端パッケージ専用塗布乾燥装置「Lemotia」を開発、2024年4月にSCREENホールディングスが販売を開始すると発表した。

 Lemotiaは低粘度から高粘度まで多種多様な薬液が塗布でき、高精細化、複雑化するFOPLPの製造工程に対応。さらに、すべてのプロセスユニットに反り対応機構を採用することにより、均一性の高い成膜を実現。また、システムの設計を全面的に刷新し、PLP向けに専用設計としたことで、従来製品に比べフットプリントを30%、電源容量を10%削減した。

FPD/PCB NEWS〜12月5日
 

TOPPAN 石川県能美市に次世代半導体パッケージの開発・量産ラインを構築


▲JOLED能美事業所
 TOPPANは、有機ELディスプレイ開発・製造会社のJOLEDとJOLED能美事業所(石川県能美市)の土地・建屋売買契約を締結したと発表した。おもに高密度半導体パッケージであるFC-BGA(Flip Chip-Ball Grid Array)のさらなる高速伝送やチップレットに対応する次世代技術を開発するとともに、量産ラインを導入する。

 稼働は2027年以降の予定。なお、この工場ではTOPPANの手掛ける既存のエレクトロニクス製品の生産も検討している。

FPD/PCB NEWS〜12月4日
 

東北工業大、東大、東北大、理研、東京農工大 単一コロイド量子ドットで電気伝導を評価・制御

 東北工業大学工学部電気電子工学科の柴田憲治教授は、東京大学生産技術研究所の平川一彦教授、東北大学材料科学高等研究所(WPI-AIMR)の大塚朋廣准教授(同大学電気通信研究所兼務)、東京農工大学大学院工学研究院のサトリア・ビスリ准教授、理化学研究所創発物性科学研究センターの岩佐義宏チームリーダーらと共同で、半導体コロイド量子ドット一つを用いた単一電子トランジスタ(Single-Electron Transistor: SET)を作製し、従来困難だったコロイド量子ドット1個の電気伝導の評価を行うとともに、SETの室温動作を実現した。

 この研究成果は半導体コロイド量子ドットの光電デバイスへの応用に寄与するだけでなく、新たな量子情報デバイスへの応用にも道を拓くとしている。

FPD/PCB NEWS〜12月1日
 

日本板硝子 米国に太陽電池パネル用透明導電膜ガラス生産設備を新設


▲米オハイオ州にあるロスフォード工場
 日本板硝子(NSG)は、米国に太陽電池パネル用透明導電膜(Transparent Conductive Oxide:TCO)ガラス製造設備を新設すると発表した。

 NSGグループの一員であるPilkington North America(PNA)の米オハイオ州ロスフォードにあるフロート窯でオンラインコーティング設備を新設するもので、2025年第1四半期に太陽電池パネル用TCOガラスの出荷を開始する予定。生産されたガラスは戦略的パートナーであるファーストソーラー社の米国内の太陽電池パネル製造拠点に供給される。