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FPD/PCB NEWS〜12月25日
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昭和電工 インドで酢酸ビニルモノマーの生産を開始 昭和電工は、米国のエンジニアリング会社KBR社との提携により、インドの大手塗料会社Asian Paints社に対し酢酸ビニルモノマー(VAM)の製造に関しライセンス供与したと発表した。合わせて、Asian Paints社がVAM生産時に使用する触媒も供給する。VAMは無色透明の液体で接着剤や合成樹脂などの原料として幅広く利用される。昭和電工は40年以上にわたり大分コンビナートでVAMを製造。今回のライセンス供与では、これまで蓄積してきた安定・安全操業のための運転技術やノウハウもパッケージとして提供する。 |
FPD/PCB NEWS〜12月22日
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東北大、阪大、京大 物質の熱伝導率を低減させる新機構を発見 東北大学多元物質科学研究所の山田高広教授、山根久典教授、同大学院工学研究科の菅野雅博博士課程学生(研究当時)、大阪大学大学院工学研究科の吉矢真人教授、京都大学大学院工学研究科の高津浩講師、陰山洋教授、産業技術総合研究所化学プロセス研究部門の池田拓史上級主任研究員と省エネルギー研究部門の永井秀明主任研究員らの研究グループは、金属間化合物の結晶構造内のトンネル空間に配置した原子が大きな振幅で振動しながら互いに強く相関することにより、物質の熱伝導率が著しく低減する現象を実験・理論計算から明らかにした。この研究により見出された熱伝導率の新しい低減機構は、エネルギー変換デバイスとしてさまざまな領域での活用が期待される熱電材料開発の新たな指針になることが期待される。 |
FPD/PCB NEWS〜12月21日
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SCREENファインテックソリューションズ フレキシブルディスプレイ用塗布乾燥装置を発売 今回発売する2機種は、2016年の発売以降第6世代基板向けとして多数の導入実績を持つ「SK-P1500G」の基本性能を継承。数千mPa・sの高粘度ポリイミドワニスの塗布に対応し、フレキシブル基板となるポリイミド膜を形成する塗布乾燥装置。コーター部は同社のスリット式塗布装置「リニアコータ」の塗布技術を最適化し、3%以下と優れた膜厚均一性を実現した。 また、厚膜に加え、5μmの薄膜形成も実現。ラインタクトも120秒以下と高スループットを確保した。加えて、有機汚染やごみの発生リスク、付着リスクへの対策を一層強化し、メンテナンス性も改善した。 |
FPD/PCB NEWS〜12月20日
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京セラ 長崎県諫早市に新工場の用地取得を申し入れ 京セラは長崎県諫早市に新工場を建設する方針を決定し、長崎県ならびに諫早市に対し南諫早産業団地内の用地約15万m2を新たに取得する申し入れを行ったと発表した。2026年をめどに、各種部品を生産する方向。 |
FPD/PCB NEWS〜12月19日
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凸版印刷 遮光特性を持つ車載用黒色調光フィルムを開発 このLC MAGICノーマルブラックが組み込まれたガラスを自動車のサンルーフなどに搭載すれば、可動式のシェードを使用することなく、電源ON時には開放的な居住空間を、電源OFF時には遮光性を備えたプライバシー空間を瞬時に実現。モーターや可動部品が不要なため、車体の軽量化と車内の居住性向上を両立することが可能となる。 |
FPD/PCB NEWS〜12月14日
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トリケミカル研究所 山梨県南アルプス市に新工場建設へ トリケミカル研究所は山梨県南アルプス市と新工場建設に関して合意し、検討を開始すると発表した。新工場建設候補地は約3ha。2024年の着工、2025年上期の操業開始を見込んでいる。 |
FPD/PCB NEWS〜12月15日
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東芝 可視光下では無色透明で紫外光下で強発光する透明蛍光体を開発 東芝は、室内光などの可視光下では無色透明で視認性がなく、ブラックライトなどで紫外光を照射すると発光する透明蛍光体技術に関して、新開発した新規化合物を用いることで従来の蛍光体より溶解性を高め透明度を向上させるとともに、赤色の発光強度を約6倍に高めたと発表した。新たに開発した蛍光体はポリマーや有機溶媒に溶けやすく、溶解性を高めることで無色で世界最高クラスの透明度を実現。さまざまな色に発光する蛍光体が創成可能だが、特に赤色で強く発光し、色純度が高い鮮明な赤色発光が得られる。 この透明蛍光体は印刷物の偽造を防ぐための印刷方法であるセキュリティ印刷や有害物質のセンシングなど、蛍光体の活用範囲を大幅に拡大。また、ポリマーに溶解することで光散乱がなくなり、紫外光を照射すると色純度の高い赤色で強発光するため、赤色技術に課題があるLED分野への活用も期待できる。 |
FPD/PCB NEWS〜12月14日
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帝京科学大 微弱な近赤外光を可視光に変換して検出する技術を開発 JST戦略的創造研究推進事業において、帝京科学大学生命環境学部自然環境学科の石井 あゆみ准教授らは、微弱な近赤外光を可視光に変換する材料を利用した近赤外光センサーを開発した。微弱な近赤外光を高効率で可視光に変換できるコアシェル型希土類系アップコンバージョンナノ粒子を開発した。さらに、このナノ粒子を可視光に応答する無機半導体材料(ハロゲン化鉛ペロブスカイト)と組み合わせた近赤外受光素子(フォトダイオード)を開発し、高感度に検出することが難しいとされてきた微弱な近赤外光を75%の効率で電気信号に変換。すなわち、高感度に検出するのが難しいとされてきた近赤外光を既存の技術や材料で高精度の検出が可能な可視光に変換することにより、微弱な近赤外光の検出効率を飛躍的に向上させた。 |
FPD/PCB NEWS〜12月13日
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東大 超高感度フォトトランジスタを開発 東京大学大学院工学系研究科電気系工学専攻の竹中充教授、落合貴也学部生、トープラサートポン・カシディット講師、高木信一教授らは、STマイクロエレクトロニクスと共同でシリコン光回路中で動作する超高感度フォトトランジスタを開発した。光吸収層となるインジウムガリウム砒素(InGaAs)薄膜をシリコン光導波路上に貼り合わせ、InGaAs薄膜をトランジスタのチャネル、シリコン光導波路をゲートとした素子構造を考案。シリコン光導波路を伝搬する光信号の一部がInGaAs層に吸収されてトランジスタのしきい値電圧がシフトすることで光信号が増幅されるフォトトランジスタ動作を得ることに成功した。シリコン光導波路をゲートとしたことで光吸収を抑えつつ、効率的なトランジスタ動作が得られるようになったことにより、光信号が100万倍に増幅される超高感度動作を実現した。 |
FPD/PCB NEWS〜12月12日
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シャープ、SDTC、東大 次世代ディスプレイ向けCdフリー量子ドットでRGB画素のパターニングに成功 これにより、環境負荷が小さく、高輝度・高コントラストで広い色域を兼ね備えた新たな自発光型ディスプレイの実現が可能となる。今後、ヘッドマウントディスプレイをはじめとする中小型高精細ディスプレイから8K/4K大型ディスプレイまでに適用できる省エネルギーディスプレイの早期実用化に取り組む。 |
FPD/PCB NEWS〜12月9日
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SCREENセミコンダクターソリューションズ ベルギーimecと共同開発契約を締結 SCREENセミコンダクターソリューションズは、ナノエレクトロニクスとデジタル技術における世界有数の研究・イノベーション拠点imec(Interuniversity Microelectronics Centre、ベルギー)との共同開発契約を更新したと発表した。SCREENのウエハー洗浄技術をはじめとした専門的知見とimecの先端半導体技術の相乗効果によって、持続可能な社会に貢献する技術開発を推進する。SCREENは2002年1月からimecのIIAP(imec Industrial Affiliation Program)に参加して以降、20年以上にわたり共同開発を継続し、その範囲を拡大してきた。さらに、2022年5月からimecが進める半導体業界全体の環境負荷低減に関する新たな研究プログラム「SSTS」にも参画。今回の共同開発では、幅広い開発プログラムを持つimecと、洗浄装置やコーターデベロッパーを中心とした半導体製造装置のコンセプトや実現可能性を検証し、プロセス開発を加速させる。2023年にSCREENの枚葉式洗浄装置「SU-3200」をimecに納入し、技術者を派遣するなどimecと共同評価を行う。 |
FPD/PCB NEWS〜12月6日
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東北大と高輝度光科学研究センター ファンデルワールス力の機構を分子レベルで解明 東北大学大学院理学研究科物理学専攻の高橋まさえ研究員と松井広志准教授らの研究グループは、高輝度放射光(赤外線領域)とテラヘルツ光を用いた測定と高精度第一原理計算による理論解析をもとに、生体適合性材料MPCポリマーの疎水性水和機能を調節するファンデルワールス相互作用を分子レベルで解明した。高輝度放射光とテラヘルツ光を用いてファンデルワールス極限のごく弱い水素結合による疎水性水和の調節を観測。多方面ですでに実用化されている生体適合性材料について、分子内構造をもとにファンデルワールス相互作用の影響を分子レベルで解明した。また、非晶質材料の複雑な振動吸収スペクトルを高精度第一原理計算を駆使して解析することに成功した。 |
FPD/PCB NEWS〜12月2日
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積水化学 東京都とフィルム型ペロブスカイト太陽電池を共同研究 都は総合調整・ペロブスカイト太陽電池の設置場所の提供、技術的助言・技術評価を、積水化学は研究計画の策定、ペロブスカイト太陽電池の設置、計測・分析、下水道施設への適用に向けた研究開発を行う。 |