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FPD/PCB NEWS〜8月31日
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日立化成 5G対応PCB用材料を量産開始 日立化成は第5世代移動通信システム(5G)、先進運転支援システム(ADAS)、人工知能(AI)など向けPCB用高機能積層材料「MCL-HS200」の量産を開始したと発表した。 低極性樹脂材料や低誘電ガラスクロスの適用などにより、伝送損失を低く抑える特性(低誘電正接特性)を備えるとともに、比誘電率を下げ、信号遅延を低減した。また、低熱膨張樹脂の適用やフィラー高充填化などにより薄型モジュールに要求される優れた低そり性(低熱膨張特性)を実現。加えて、半導体パッケージ用基材の低熱膨張化技術と高速通信用の多層基板材料の低誘電率化技術を融合し、低熱膨張特性については熱膨張係数(CTE)10ppm/℃、低誘電率特性については誘電率(Dk)3.4(10GHz)と高次元での低伝送損失と低信号遅延、低熱膨張特性を両立した。 |
FPD/PCB NEWS〜8月28日
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ジャパンディスプレイ 白山工場をシャープなどへ売却 ジャパンディスプレイ(JDI)は、シャープなどに白山工場(石川県白山市)を売却すると発表した。売却総額は計6億7500万ドル(約720億円)。シャープには土地や建物を3億9000万ドルで売却する。 白山工場は米Appleのスマートフォン用TFT-LCDを生産する主力工場で、Appleが建設資金の大半を拠出し、2016年末から操業。Appleからの需要低迷により昨年7月から生産を停止していた。 |
FPD/PCB NEWS〜8月25日
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LG Display 中国の地下鉄に透明有機ELDを供給 LG Displayは、中国の北京と深?を運行する地下鉄車両の窓向けに55型透明有機ELディスプレイを供給したと発表した。 透明有機ELDには列車の運行情報、位置情報、地下鉄の乗換情報、交通情報、天気予報、ニュースなどを表示。今後も主要地域の地下鉄に供給を拡大する計画だ。 |
FPD/PCB NEWS〜8月21日
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東北大 水を自由に出し入れする有機半導体スポンジを作製 東北大学と京都大学の研究グループは、イオン性ナフタレンジイミド誘導体を用い、有機結晶であるにもかかわらず堅牢な結晶格子を有するn型有機半導体材料を作製することに成功した。 開発した材料は水の存在下で高い電子移動度を示し、可逆な水の出し入れにより電子伝導性とイオン伝導性のスイッチング現象を示した。水が存在する場所で安定なデバイス動作を可能とする有機材料は極めて希れで、生体における水分のセンシングなど有機エレクトロニクスの新たな応用可能性を広げるとしている。中に変形機構の段階的な変化と相互作用が起こり、高靱性化が達成されるとともに、見かけ上の加工硬化現象の発現を確認した。 |
FPD/PCB NEWS〜8月20日
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東大、富山高等専門学校、筑波大 高製造プロセス適性を持つ高性能有機半導体を開発 東大、富山高等専門学校、筑波大などの研究グループは、高い溶解性を示す結晶相と高い半導体性能を示す結晶相の特異な相転移挙動を活かした製造プロセス適性が高く高性能の有機半導体C10-DNS-VWを開発した。近未来のIoT社会のキーデバイスである安価な電子タグやマルチセンサーの実用化を大幅に加速させるとしている。 |
東北大 連続的に構造の異なるガラスを作製できる2次元傾斜急冷技術を開発 東北大学は金属ガラスの緩和状態(構造の乱雑性)を制御する技術として2次元傾斜急冷技術を開発、連続的に構造の異なるガラスを作製できることに成功した。 |
FPD/PCB NEWS〜8月19日
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東大 超薄型有機ELフィルムが発する光でニューロンを刺激することに成功 東京大学は、ニューロンを光で刺激することができるフィルム状の有機ELデバイスを開発したと発表した。 開発したデバイスは光応答性ニューロンの刺激に有効な青色光を発し、曲がった状態でも発光する。このデバイスを用いて運動ニューロンを刺激すると、筋肉の収縮が観察された。これまで用いられてきた光ファイバーや硬いLEDなどと異なり、柔軟で光照射が均一であるため、神経へ留置しても機械的損傷による炎症反応を誘発せず、局所的な発熱も見られなかった。 また、導電層が薄いため、一般的に金属含有体を苦手とするMRIのなかでも問題なく使用でき、脳への光刺激によって誘発される脳活動を検出することができた。将来、神経や筋肉の難病を治療するために組織へ幹細胞を導入する手法が期待されており、幹細胞に光照射することによって分化を誘導するデバイスへの応用などが期待される。 |
FPD/PCB NEWS〜8月18日
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富山大 レーザー加工と3Dプリンターで高温・高圧でも使用できる自己触媒機能付き金属触媒反応器を作製 富山大学は、レーザー加工と3Dプリンターを用いて高温・高圧下でも使用可能な自己触媒機能付き金属触媒反応器を作製したと発表した。 レーザー溶融噴射技術を用いた高融点金属の3Dプリント技術を活用し、精密コントロールされた微細構造を有する金属反応器を作製。次いで、内面を化学処理することにより微細金属表面に触媒機能を付与し、自己触媒機能付き金属触媒反応器を創り出した。この反応器は従来の触媒反応器と同様、高温・高圧条件下でも使用可能。 この技術を用いると、反応管内にかさ高い担持触媒を充填する必要がなくなり、触媒反応器が小型化でき、設備投資・触媒コストの低減につながる。さらに、プラント自体を劇的にコンパクト化することにより、従来技術ではスペース的に難しかった洋上生産・車両・船舶上での生産にも展開できる。 |
FPD/PCB NEWS〜8月17日
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長瀬産業 量子ドットメーカーの米Nanosys社と総代理店契約を締結 長瀬産業は、LCDの光の波長変換などに用いられる量子ドット(Quantum Dot)を開発・製造する米Nanosysに約11億円を出資し、総代理店契約を締結したと発表した。 周知のように、量子ドットは4K・8K放送で採用された新しい色域規格「BT.2020」を効率的に達成する新技術として一部の液晶テレビに採用されている。Nanosys社は量子ドットの量産供給を世界で初めて実現。素材から製造技術、デバイス製造工程など470件を超える関連特許(出願中を含む)を有し、リーディングカンパニーの地位を確立している。 今回の総代理店契約により、長瀬産業はNanosys社製量子ドットをグローバルに販売する権利を獲得。当面はおもにアジア圏の光学フィルムやインク、レジストメーカー向けに販売。将来的には、太陽光やLED光の波長制御による農業分野への応用のほか、ヘルスケア分野向けへの展開も期待している。 |
FPD/PCB NEWS〜8月12日
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東北大と東大 真空成膜技術によりハニカム格子Ir酸化物の人工超格子を合成 東北大学と東京大学の共同研究グループは、Irイオンがハニカム格子上に配列した新規酸化物Mn-Ir-Oの人工超格子を合成することに成功した。 真空成膜条件下でも安定な結晶構造を保つイルメナイト型酸化物に着目し、IrO6ハニカム格子薄膜を合成した。さらに、人工超格子を技術を用いることによって真空成膜法が新物質合成技術として有用であることを示した。今回の成果は、量子スピン液体の物質開発に新たなアプローチを提供するだけでなく、薄膜試料を用いた機能素子の開発にも役立つと期待される。 |
FPD/PCB NEWS〜8月7日
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理研、北大 有機半導体材料の逆項間交差の速度定数を計算機で予測する方法を開発 JST戦略的創造研究推進事業において理化学研究所や北海道大学らの研究グループは、有機ELディスプレイなどに用いられる有機半導体の発光効率に関わる逆項間交差の速度定数をコンピューターによる量子化学計算で予測する方法を開発した。 この予測法に基づき設計した有機半導体は、実際に107毎秒以上の高い逆項間交差速度定数を示した。このため、有機EL材料の開発を加速する理論先導型の手法として期待される。 |
ジャパンディスプレイ INCJに対する借入金返済期限を延期 ジャパンディスプレイは、政府系ファンドのINCJ(旧産業革新機構)から2019年に借り入れた計400億円の返済期限を延長することで合意したと発表した。 2019年8月に借り入れ8月に返済期限を迎える200億円は1年、2019年9月に借り入れ9月に返済期限を迎える200億円は2年延長する。 |
FPD/PCB NEWS〜8月6日
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BASF 押出成形で半製品化できるポリフタルアミドを開発 独BASFは、押出成形で半製品化できるポリフタルアミド(PPA)「Ultramid Advanced N 5H UN」を開発したと発表した。 半芳香族の化学構造により高温に対する優れた機械的特性を備えており、厳しい使用環境でも優れた耐薬品性と耐加水分解性を発揮。100℃以上の高温でも良好な耐摩擦、耐摩耗特性を維持する。また、湿潤環境においてもすべてのポリアミドの中で最も高い寸法安定性を示すという。 |