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FPD/PCB NEWS〜6月29日


大陽日酸 中国に電子材料ガス工場を建設

 大陽日酸は、中国を中心とするアジア地域でのエレクトロニクスガス需要に対応するため、中国江蘇省揚州化学工園区の揚州大陽日酸半導体気体有限公司に電子材料ガス工場を建設すると発表した。

 新工場の敷地面積は2万8000m2、生産工場・倉庫・事務所を含めた建屋面積は7000m2。B2H6の合成充填、CH3F、C4F6の精製充填、SiH4などの混合ガス充填および容器整備機能を設置。2019年1月の生産開始を予定している。


FPD/PCB NEWS〜6月28日


DIC カラーフィルタ用ブルー顔料の生産能力を増強


▲CF用ブルー顔料の生産能力を増強する鹿島工場 

 DICは、鹿島工場(茨城県神栖市)のカラーフィルタ用ブルー顔料の生産設備を増設すると発表した。生産能力は現在の1.5倍にアップする予定。

 同社のCF用ブルー顔料は分子設計上、着色力が高くかつ粒形をコントロールするとともに特殊な表面処理を施し、高い分散安定性を示すことにより優れた輝度とコントラストのバランスを実現。2012年に現在の主流となっているAシリーズを投入して以来、大きく需要が伸びているため、設備増設を決めた。


FPD/PCB NEWS〜6月21日


日立化成 銅張積層板、プリプレグ、シールド板を値上げ

 日立化成は、7月1日出荷分より銅張積層板、プリプレグ、シールド板を値上げすると発表した。銅張積層板は15%、プリプレグとシールド板はそれぞれ8%値上げする。


FPD/PCB NEWS〜6月20日


三菱マテリアル 有機ELD用Ag合金ターゲットを量産開始

 三菱マテリアルは有機ELディスプレイ用Ag合金スパッタリングターゲット「DIASILVER 201-100」を開発、量産を開始したと発表した。

結晶の平均粒径が100μm以下と金属組織がより微細で、ターゲット材の面内および厚さ方向の結晶粒径のばらつき20%以内を実現。また、接合や貼り合わせなどの継ぎ目なしで平板型が第6世代(1500×1800mm)、円筒型が8.5世代(2200×2500mm)の大型基板に対応できる。


FPD/PCB NEWS〜6月19日


ジャパンディスプレイ スマートフォン用4辺フリーTFT-LCDを量産開始

 ジャパンディスプレイは、4辺のベゼルデザインをスリム化したフルスクリーンスマートフォン用低温poly-Si TFT-LCD「FULL ACTIVE」の量産を開始したと発表した。

 高密度な配線レイアウト・加工・実装技術により、画面下部のベゼルを大幅に縮小。このため、表示画面とほぼ同じサイズの商品デザインが可能になる。画面サイズはアスペクト比18:9の6型で、解像度も1080×2160画素に高精細化した。


FPD/PCB NEWS〜6月15日


ジャパンディスプレイ 車載用10.2型タッチスイッチ一体型TFT-LCDを開発

 ジャパンディスプレイは、車載向けとしてデザイン性やコックピットへの組み込みやすさを高めた統合コンソールディスプレイパネルを開発したと発表した。10.2型フルHDパネルに独自のPixel Eyesを組み込み、シームレスカバーガラスを用いてタッチスイッチを一体化したコンソールパネルで、12月からサンプル出荷を開始する。

 タッチセンサー機能をディスプレイに内蔵するPixel Eyesを組み込んだ10.2型ディスプレイのタッチ機能に用いるコントローラICとディスプレイ周辺に配置したタッチスイッチのコントローラICを共通化。このコントローラICは、表示エリアへのタッチ機能とその周辺のタッチスイッチ機能を同時に制御する。これにより、エアコンやラジオなどの制御スイッチをディスプレイカバーガラスと一体化できるようになり、シームレスなデザイン、コックピットへの入力システムユニットとしての組み込みが容易になる。


FPD/PCB NEWS〜6月9日


沖電線 透明性と耐熱性を両立した透明FPCをリリース

 沖電線は、透明性と耐熱性に優れた透明FPCを開発したと発表した。フレキシブルデバイス機器はもとより、デザイン性を重視するウェアラブル機器、医療機器などさまざまな分野への適用が可能だという。

 基材に耐熱性の高い透明ポリイミドフィルムを採用することにより、リフロー時の発熱による反り・寸法変化の課題を解決。また、旭電化研究所およびDKN Research LCCと共同開発した接着剤レス銅張り積層板を使用することで、より透明性と柔軟性を高めた。


FPD/PCB NEWS〜6月8日


東レ 高機能・有機無機ハイブリッドコートフィルムを開発

 東レは、擦れに強く平滑な表面を有する高機能・有機無機ハイブリッドコートフィルムを開発したと発表した。

 開発した新規PETフィルムは、ユーザーの加工工程で支持体となる基材フィルムとして用いたり、表面保護のため一時的に製品に貼り付ける工程フィルムとして使用することにより、搬送ロールとの擦れキズ、熱による異物(オリゴマー)の析出、フィルム表面の粗大突起を抑制。高機能・高品位化が求められるディスプレイ、ウェアラブルなどの光学用途での基材フィルム、センサーなどの回路材料用途での工程フィルムとしてのニーズを見込んでいる。


FPD/PCB NEWS〜6月7日


ジャパンディスプレイ JOLEDの子会社化スケジュールを延期 

 ジャパンディスプレイは、有機ELディスプレイ開発会社「JOLED」の子会社スケジュールを延期すると発表した。当初は6月下旬に最終契約を締結し、12月下旬に株式取得完了(子会社化)を予定していたが、最終契約を2018年6月下旬に、子会社化の時期を未定として延期することにした。

 理由については、「JOLEDの開発する印刷方式有機ELDの事業化に関してさらなる検討が必要」と判断したとしている。なお、JOLEDへの有機ELD開発委託は引き続き継続する。


FPD/PCB NEWS〜6月5日


コニカミノルタとパイオニア 有機EL照明事業の合弁会社を設立

 コニカミノルタとパイオニアは、6月1日付で有機EL照明事業の合弁会社「コニカミノルタパイオニアOLED」を設立したと発表した。

 資本金は4.9億円で、両社が対等で出資。代表取締役社長には中来田眞弘氏が就任した。従業員約50名で7月1日から業務を開始する。


FPD/PCB NEWS〜6月1日


AUO 新型TFT-LCDを相次いで発表

 AU Optronics(AUO)は、米カリフォルニア州Los Angelesで開催された「SIDのDisplay Week 2017」で新型ディスプレイを発表した。

 発表したのは、@13.3型/15.6型4K低温poly-Si TFT-LCD、A1.2型/1.4型真円有機ELディスプレイ、B自動車のリア・ビュー・ミラー用8.9型TFT-LCD、9型曲面TFT-LCD、ダッシュボード・クラスター向け27型フルHDパノラミックTFT-LCD、C21型WFHDワイド曲面TFT-LCD。