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FPD/PCB NEWS〜12月29日 |
シャープは、TFT-LCD生産会社の堺ディスプレイプロダクトの株式の一部を171億円で鴻海精密工業の投資会社SIO International Holdingsに譲渡したと発表した。 譲渡によりシャープの堺ディスプレイプロダクト議決権保有比率は39.88%から26.71%に。一方、鴻海サイドの保有比率は53.05%に増加した。 |
FPD/PCB NEWS〜12月27日 |
日立化成は、LCDの広色域化を実現する量子ドットフィルムの量産・販売を開始すると発表した。量子ドット大手の米Nanosysから量子ドットを使ったフィルム化技術を導入し、技術開発から約1年という短期間で製品化にこぎつけた。 この量子ドットフィルムを用いると、BT.2020色域規格の90%以上を達成する広色域化が可能となり、LCDでより色鮮やかな画像が表示できる。量子ドットフィルムはLCD製造工程で他の光学フィルムや基板などを積層するのと同時に組み込むことができるため、LCDメーカーは新たな設備を導入する必要もない。 |
FPD/PCB NEWS〜12月26日 |
富士フイルム インクジェット事業部を新設 富士フイルムは、2017年1月1日付で「インクジェット事業部」を新設すると発表した。 今回、インクジェット事業部を新設することによりヘッド、インク、画像処理すべてを自社グループ内で一貫して開発できる体制を整えることにした。 |
FPD/PCB NEWS〜12月22日 |
日立化成は、2017年1月1日付でタッチパネル向け透明層間充填フィルム「ファインセット」事業を中国の上海航日化学有限公司に譲渡すると発表した。 ファインセットはタッチパネルの視認性向上に貢献する透明層間充填フィルム。日立化成が保有する特許権、商標権、製造技術、製造設備一式を譲渡する。 今後、日立化成は転写形薄膜透明導電フィルム(Transparent Conductive Transfer Film)などタッチパネルを含むディスプレイ向け新製品の早期立ち上げに注力する。 |
FPD/PCB NEWS〜12月21日 |
ジャパンディスプレイ 産業革新機構から最大750億円の資金を調達 ジャパンディスプレイは、官民ファンドの産業革新機構を割当予定先とする第三者割当により発行されるジャパンディスプレイ第1回無担保転換社債型新株予約権付社債の募集並びに産業革新機構を借入先とする劣後特約付借入による資金調達を実施すると発表した。最大750億円の追加支援を受ける。 |
ジャパンディスプレイは、有機ELディスプレイ開発会社「JOLED」の発行済株式の一部を産業革新機構から取得し保有株式比率を51%に引き上げて連結子会社化すると発表した。2017年3月末までに正式契約し、同年度上期中に株式取得を完了する予定。これにより、有機ELDの早期製品化を加速する。 |
FPD/PCB NEWS〜12月20日 |
ブイ・テクノロジーは、複数の海外大手FPDメーカーから製造装置を受注したと発表した。受注総額は180億円。なお、受注先および受注装置については明らかにしていない。 |
FPD/PCB NEWS〜12月19日 |
昭和電工は、韓国のSKマテリアルズ社と合弁で半導体洋高純度ガスCH3F(モノフルオロメタン)製造・販売会社「SK昭和電工」を設立すると発表した。 CH3Fは半導体やFPDの製造工程で窒化膜のエッチングに使用される特殊ガス。新会社は2017年2月に設立。資本金は210億ウォンで、昭和電工が49%、SKマテリアルズが51%を出資する。製造プラントは同年8月に完成する予定。 |
FPD/PCB NEWS〜12月14日 |
深セン市華星光電半導体顕示技術有限公司と共同で新会社「旭硝子新型電子顕示玻璃有限公司」を設立する。資本金は108億円で、旭硝子が70%、深セン市華星光電半導体顕示技術が30%出資。第11世代(3370×2940mm)対応ガラス基板の加工ラインを導入し、2019年から量産を開始する予定。 |
FPD/PCB NEWS〜12月13日 |
九州大学最先端有機光エレクトロニクス研究センター、福岡県産業・科学技術振興財団有機光エレクトロニクス実用化開発センター、九州先端科学技術研究所の研究グループは、住化分析センターとの産官学連携共同研究において有機EL素子を短時間で製作することにより耐久性が著しく向上することを見出した。真空蒸着チャンバ内に存在している1分子層にも満たないほどの極微量の不純物が有機半導体材料の蒸着中に混入するためであり、これにより素子劣化が引き起こされることを解明した。 液体クロマトグラフ質量分析計(LC-MS)による精密質量から不純物の構造を解析した結果、不純物は樹脂の添加剤として用いられる化合物、過去に蒸着した有機材料やその分解物と思われる化合物等と推定された。これらはチャンバ内の構成部品や残留物に由来すると推測される。従来の製造プロセスでは外的劣化要因としておもに真空中の水分量を管理してきたが、今回の成果により水分量のみならず、極微量不純物量や素子製作時間を管理することにより、これまで困難だった素子寿命の再現性の確立につながり、今後、有機エレクトロニクス素子の長寿命化や劣化メカニズムの解明に貢献すると期待される。 |
FPD/PCB NEWS〜12月8日 |
出光興産は、100%出資子会社である出光電子材料韓国(韓国坡州市)の有機EL材料製造装置の生産能力を増強すると発表した。 具体的には、年産能力を5トンから8トンに増強する。これにともない、御前崎製造所と合わせグループ全体の年産能力は7トンから10トンにアップする。また、有機EL材料の評価装置、有機EL発光素子の評価装置も設置する。工事は12月着工、2017年度上期の完成を予定している。 |
FPD/PCB NEWS〜12月5日 |
昭和電工は高純度溶剤「ソルファイン」シリーズの新グレード製品を開発、徳山事業所に精製設備を新設すると発表した。設備は2017年5月に完成、翌6月から商業運転を開始する予定。 新グレード製品は、ソルファインシリーズの製品をさらに高純度化した超高純度溶剤。これまで高純度溶剤はおもにLCDや半導体の洗浄剤として販売してきたが、新グレード製品はおもに半導体フォトレジスト用溶媒として出荷する。新設備では、半導体フォトレジスト向けに需要が見込まれるシクロヘキサノンおよび数種類の溶媒から生産を開始。ニーズを見極めながら製品ラインアップを拡大していく。 |