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FPD/PCB NEWS〜9月30日 |
住友金属鉱山と日立金属は、リードフレーム事業と伸銅事業の事業統合を解消することで合意した。 リードフレーム事業については、日立金属が49%を所有するSHマテリアル株式の全部を住友金属鉱山に譲渡。SHマテリアルは住友金属鉱山の100%子会社となる予定。 他方、伸銅事業に関しては住友金属鉱山が50%を所有するSHカッパープロダクツ株式の全部を日立金属に譲渡。SHカッパーは日立金属の100%子会社になる。どちらも2017年1月初旬に株式譲渡・取得を行う予定。 |
FPD/PCB NEWS〜9月29日 |
米Applied Materials(AMAT)は、ディスプレイ用インライン電子ビームレビュー(EBR)装置を発表した。世界のディスプレイメーカートップ10社中6社から受注済みだという。 現在、ディスプレイ製造ラインで用いられているインライン自動光学欠陥検査装置はキラー欠陥の判別や欠陥の根本原因を特定する能力がSEM分析に比べ劣る。ディスプレイのSEM分析を行うにはガラス基板を破砕し、断片を一つ一つ顕微鏡で観察するしかなかった。これに対し、今回のEBR装置ではパネルを破砕せずに業界最高の解像度とスループットでインラインSEMレビューを行うことができる。 |
FPD/PCB NEWS〜9月27日 |
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ジャパンディスプレイは自動車向けとして12.3型曲面TFT-LD(1920×720画素)を開発、サンプル出荷を開始したと発表した。 低温poly-Si TFT技術をベースにしたシステムインテグレーション技術により駆動回路のガラス基板上への集積化、ドライバIC数の最小化を図り、従来のa-TFTでは困難だったシンプルなモジュール構成を実現。凹方向曲面の曲率R1500を可能にした。もちろん、高輝度(1000cd/m2)、広視野角、高コントラスト(1500:1)により、昼夜を問わず優れた視認性を確保。さらに、コーナーカットなどの異形状やインセルタッチ技術を搭載することも可能となっている。 |
FPD/PCB NEWS〜9月26日 |
住友化学は、高分子有機EL照明オブジェ「JEWELRY JARDIN」がよみうりランド遊園地(東京都稲城市)内のレストラン「Goodday」の装飾照明に採用されたと発表した。 JEWELRY JARDINは、東京タワーのライトアップなどで知られる照明デザイナー石井幹子氏がよみうりランド向けにデザインしたシャンデリア。光源である高分子有機EL照明によって、無数の光が織りなす“天空の庭”が空間を美しく演出する。 住友化学の高分子有機EL照明は柔らかい色や鮮やかな色など多彩な光色を実現。1枚のパネルの中での2色同時発光により、図や写真などのグラフィック表現も可能となっている。 |
FPD/PCB NEWS〜9月20日 |
日本電気硝子は、中国の東旭光電科技、その100%子会社である福州東旭光電科技と薄型FPD用板ガラス加工合弁事業で行うと発表した。 |
FPD/PCB NEWS〜9月16日 |
旭硝子は、より強度を高めた化学強化用特殊ガラス「Dragontrail Pro」の販売を開始すると発表した。スマートフォンなどのカバーガラス向けで、世界最高レベルの表面圧縮応力により曲面に仕上げられた端面の部分の強度を向上させた。 |
FPD/PCB NEWS〜9月15日 |
三菱ケミカルホールディングスの完全子会社である三菱化学および同社の連結子会社である日本化成は三菱化学を株式交換完全親会社、日本化成を株式交換完全子会社とし、三菱ケミカルホールディングスの普通株式を対価とする株式交換を行うと発表した。 これにともない、日本化成の株式は12月27日付けで東京証券取引所において上場廃止となる予定。 |
FPD/PCB NEWS〜9月14日 |
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凸版印刷は、台湾のE Ink Holdingsと共同で32型フレキシブルカラー電子ペーパーを試作したと発表した。2017年末までの商用化を目指す。 試作パネルはカラー表示用の「E Ink Pearl」前面板と、高精細フレキシブル基材を用いた「Mobius」背面板の組み合わせで構成。凸版印刷はこのフレキシブル背面板に位置精度良くカラーフィルターを形成する技術と、外光を反射して表示する電子ペーパーの表示特性に適した色再現技術を確立。電子ペーパー向けに最適化したカラーフィルターにより、従来に比べ明るい色調再現を可能にした。 解像度は1280×720画素で、RGBWカラーフィルタによって4096色(RGB各色4ビット)が表示できる。ティピカルコントラスト比は10:1〜12:1。これまで設置が難しかった屋外や明るい場所でのカラー表示を可能にするとともに、大型表示装置として防災用掲示板としての活用も期待できるとしている。 |
FPD/PCB NEWS〜9月13日 |
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大日本印刷は、ナノインプリント用の複数のテンプレートを高精度でつなぎ大面積対応の部材の量産を可能にする革新的な“つなぎ合わせ技術”を開発したと発表した。光の向きと強さをコントロールする機能性フィルムなどディスプレイ用途に有効だという。 nmレベルのインプリントで培ってきた材料技術、加工技術、装置技術などを応用し、数十nmの超微細な凹凸パターンを持つテンプレートを精度よくつなぐ技術を開発した。従来テンプレートのつなぎ目部分で生じていた数十nmの段差をなくすことにより、フォトマスクやNILのテンプレートと同等の微細形状を持ったテンプレートを大面積化することが可能となる。また、リソグラフィ用フォトレジストを用いた大面積でのインプリントで生じていた段差の影響による不具合いも解決できるという。 |
FPD/PCB NEWS〜9月12日 |
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産業技術総合研究所(産総研)は、ナノインプリントとスクリーン印刷を融合することにより、従来と同じ印刷原版を用いて原版パターンの1/30以下に細線化できる超微細印刷技術を開発したと発表した。 開発した技術では、まずナノインプリント成形によりフィルム表面に大きな毛細管力が生じるよう適切に設計したnmからμmの凹凸構造を形成する。その後、このフィルムにスクリーン印刷を行うと、凹凸構造により大きな毛細管力が生じ、微細な間隙に機能性インクが充填できるため、数μmの微細配線が印刷可能になる。原版パターンの1/30の線幅パターンでも印刷できるため、従来のように原版パターンの開口部を微細化する必要がなく、開口部のインク詰まりも発生しない。
実際に導電性インクを用いて配線を印刷して試作した透明導電フィルムを作製。従来の印刷技術(200μmの原版開口幅)を用いた導電フィルムでは波長550nmの光透過率が43%だったのに対し、今回の技術では線幅3μmという超微細な配線を実現。その透過率は90%だった。元来、フィルムの透過率は91%であることから、配線による透過率の低下はごくわずかといえる。 また、従来の印刷技術では微細化すると配線の高さも低くなり、シート抵抗が増加する。これに対し、今回の技術では凹凸構造の微細間隙内にインクを閉じ込めるため、配線を微細化しても高さを保つことができる。このため、高いアスペクト比の配線が印刷でき、シート抵抗の増大を抑制することができる。 |
FPD/PCB NEWS〜9月9日 |
JNCは、中国のグループ会社である「捷恩智液晶材料(蘇州)有限公司」の液晶ブレンド工場に大型ブレンド設備一式を導入すると発表した。11月に着工し、2017年5月に完成する予定。 JNCグループは水俣製造所(熊本県)で液晶化合物を製造し、市原製造所、台南工場、蘇州工場の三拠点で液晶化合物をブレンドし、ディスプレイ用液晶組成物を生産。すでに大型ブレンドの技術を確立しており、市原製造所、台南工場では装置の設置を完了している。 |