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FPD/PCB NEWS〜8月29日 |
SMKは、中大型表示機器用としてCuメッシュセンサーを用いた大型・曲面対応静電容量方式タッチパネル「Wing TouchRMM」を開発したと発表した。 銅メッシュセンサーの採用により、従来の透明導電膜ITOセンサーに比べ検出精度・反応速度を向上。また、PETフィルム上の金属箔をパターニングすることによりメッシュ状のセンサーと配線部分を一括形成しプロセス数を低減するとともに、大型化対応も容易にした。さらに、フレキシブル性にも優れており、曲面カバーパネルと貼り合わせることにより凸面や凹面などへの対応が可能となっている。 |
FPD/PCB NEWS〜8月26日 |
SCREENホールディングスは、グループ会社であるSCREENファインテックソリューションズの系列グループ会社としてファインテックソリューション事業関連の販売・保守サービスを行う子会社「SCREEN Finetech Solutions Shanghai Co.,Ltd.」を中国・上海に設立した。中国のディスプレイ市場での販売強化に向け、9月1日から営業を開始する。 |
FPD/PCB NEWS〜8月19日 |
帝人は、米E.I.du Pont de Nemours and Company(DuPont)と合弁でPETフィルム事業を展開していた国内ならびにインドネシアの合弁会社を完全子会社化すると発表した。 具体的には、国内合弁会社である帝人デュポンフィルムについては帝人がDuPontより即日持分を取得。インドネシア子会社のP.T.Indonesia Teijin DuPont Filmsについても規制当局の承認後速やかに持分を取得して100%子会社にする。新しい社名は前者が「帝人フィルムソリューション(株)」、後者が「P.T.Indonesia Teijin Film Solutions」となる予定。 |
FPD/PCB NEWS〜8月18日 |
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古河電工は、技術開発力の発信や社外関係者との交流・議論を通じて新しい価値を創造する場としてオープンラボ(名称Fun Lab)を横浜事業所内(神奈川県横浜市)に新設すると発表した。 コア技術であるメタル技術、ポリマー技術、フォトニクス技術、高周波エレクトロニクス技術を中心に、超電導技術、ナノテク技術、エネルギー関連技術の各分野における技術を紹介する。また、共創エリアでは全面ホワイトボードやアイディアマッチングボードで囲われたレイアウトを採用し、新しい価値を創造しやすい場作りの工夫を実施する。 |
FPD/PCB NEWS〜8月10日 |
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JST戦略的創造研究推進事業の一環としてERATO伊丹分子ナノカーボンプロジェクト、名古屋大学大学院理学研究科、名古屋大学トランスフォーマティブ生命分子研究所、統合物質創製化学研究推進機構の研究グループは、有機半導体に欠かせない縮環チオフェンを簡便かつ短工程で合成できる化学反応を開発した。
容易に入手できる芳香族化合物誘導体を有機溶媒中で硫黄と混ぜて加熱しながら撹拌するだけで、芳香族化合物にチオフェン環を連結させ、縮環チオフェンが得られる。この反応を適用すると、本来反応性が低い炭素-水素結合を切断できるため、反応性の高い原料を別途合成する手間を省くことができる。このため、従来5〜6段階必要だった工程を最短2段階に短縮するとともに、高価な試薬が不要になる。 研究グループは、この手法を用いて20種類の新しい縮環チオフェンを合成。さらに、有機トランジスタ材料として優れた性能を持つ分子を合成することに成功した。 |
FPD/PCB NEWS〜8月9日 |
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凸版印刷は、光の反射と散乱を制御するナノ構造設計技術と多層薄膜形成技術を融合することにより、顔料や染料などの色素を使わずに色を示す構造発色シート「モルフォシート」を開発したと発表した。偽造防止やブランドプロテクションなどのセキュリティ商品や屋内外でのプロモーションツール向けとして2017年度中の実用化を目指す。 モルフォシートはナノインプリント技術で形成したナノ構造上に金属薄膜を多層成膜したもので、光の反射と散乱を制御することにより色を表現する。ナノ構造の形状、サイズ、ランダムパターン配置設計によって、表現する色と視野範囲を自由にコントロールでき、広い視野角が得られる。また、フォトマスク製造で培った薄膜形成技術によってナノ構造上に多層薄膜を精密形成できるため、反射吸収する波長域を狭めることができる。このため、発色の均一性を高めることができる。 容易に想像できるように、構造や多層薄膜による物理的相互作用で発色するため、顔料や染料を使用したものと比べ太陽光や蛍光灯などの紫外線による褪色がなく、鮮やかな色が長持ちする。 |
FPD/PCB NEWS〜8月3日 |
岐阜大学の研究グループは、液中のpHに依存して蛍光色が変化する蛍光物質を開発した。今後、この化合物の水への可溶化や有機フィルム内への固定化が成功すれば、有機EL照明デバイス、有機ELディスプレイ、重金属などを検出する化学センサーチップなど幅広い応用が期待できるという。 研究グループが合成した低分子蛍光化合物が酸と反応すると発現する色が変化することを突き止めた。さらに、pHを変えることで単一の有機化合物による多彩な蛍光色を実現した。具体的には、硫黄原子・窒素原子を組み込んだ低分子有機化合物(アミノチアゾール)が塩基として作用し、酸を加えることで単一分子による多彩な色の蛍光を実現。また、塩基と酸の当量比を微調整することにより白色発光も得られた。 |