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FPD/PCB NEWS〜3月31日


OKI 横河電機の青梅事業所を取得しPCB生産能力を増強


▲青梅事業所

 OKIは、横河電機からPCB生産・基板実装拠点である横河マニュファクチャリング青梅事業所(東京都青梅市)を4月1日付けで取得し、沖プリンテッドサーキットに移管すると発表した。青梅事業所で行っていた横河電機向けのPCB生産と基板実装はOKIが生産受託して青梅事業所で継続生産する。

 同時に、横河マニュファクチャリングとOKIは横河マニュファクチャリング甲府事業所で行っている基板実装と装置組立の一部をOKIへ生産委託。これによりOKIは、横河電機が国内で生産していたPCBと基板実装の全量を受託するとともに、PCBの生産能力を20%引き上げる。なお、今回の事業譲渡にともない、青梅事業所は「OKIプリンテッドサーキット青梅事業所」に改名する。


FPD/PCB NEWS〜3月17日


日立化成 タッチパネル用転写形透明導電フィルムの基本特許網を構築


 日立化成は、タッチパネル用転写形透明導電フィルム「Transparent Conductive Transfer Film(品名:MKシリーズ)」がワールドワイドでの基本特許網を構築したと発表した。

  MKシリーズはコンベンショナルなITO並みの導電性と高透明性を両立した転写形透明導電フィルムで、2014年6月から製品化。同社は基本特許となる発明を2008年に日本で特許出願し、2009年に外国出願を世界各国・地域に出願して特許を取得。2015年2月に基本特許網を構築した格好。


FPD/PCB NEWS〜3月16日


ジャパンディスプレイ インセルタッチ方式のワイドQHD TFT-LCDを量産

 ジャパンディスプレイは、インセルタッチ方式のワイドQHD(1440×2560画素:WQHD)低温poly-Si TFT-LCDの量産を開始したと発表した。

 独自のインセルタッチ技術を適用することにより、フルHDの1.8倍の解像度に当たるWQHDパネルでインセルタッチ方式を実現した。まず量産化するのは5型クラスで、輝度は500cd/m2、色再現域はNTSC比85%、コントラストは1500:1を確保した。


FPD/PCB NEWS〜3月13日


HannStar 2月の売上高は前年比23.7%減

 HannStar Displayは、2月の売上高が前月比35.5%減、前年同月比23.7%減の13億4300万台湾ドルになったと発表した。TFT-LCD出荷枚数は大型パネルが前月比11.1%減の4万7000枚、中小型パネルが42.4%減の2115万9000枚。


FPD/PCB NEWS〜3月11日


シャープ IGZOの商標登録が無効に

 シャープは、保有する登録商標「IGZO」が知的財産高等裁判所より無効と判断された審決取消訴訟で最高裁判所への控訴を断念すると発表した。これにより、IGZOの商標登録は無効になる。
 
  なお、同社は酸化物半導体の構成元素の略であるIGZO以外にも「イグゾー」と「イグゾーパネル」の登録商標を保有しており、これらは今回の訴訟に関係なく登録商標を保持するとしている。


FPD/PCB NEWS〜3月10日


山形大学などの「フロンティア有機システムイノベーション拠点」がセンター・オブ・イノベーションプログラムに採択

 文部科学省と科学技術振興機構(JST)は、センター・オブ・イノベーション(COI)プログラムにおいて「フロンティア有機システムイノベーション拠点(中核機関:山形大学)」をCOI拠点に採択することを決めた。

 プロジェクトでは、未来の健康で感性豊かな生活・社会の実現を目指し、参画機関との共同研究体制のもと、塗布型デバイス、有機EL、有機トランジスタ・集積回路、生体親和性材料、有機生体センサ、それらを用いたシステムの実用化に向けた研究開発を行う。このうち、プロジェクトメンバーである横河電機は生産ラインに適用可能な計測・制御面での研究開発を担当し、有機エレクトロニクスの実用化をアシストする。


FPD/PCB NEWS〜3月9日


AUO 2月の売上高は前年比0.6%増

 AU Optronics(AUO)は、2月の売上高が前月比11.8%減、前年同月比0.6%増の283億5400万台湾ドルになったと発表した。TFT-LCDの出荷枚数は大型パネルが前月比15.9%減の808万枚、中小型パネルが3%減の1323万枚。


FPD/PCB NEWS〜3月6日


ジャパンディスプレイ 石川県に第6世代TFT-LCD工場を新設

 ジャパンディスプレイは国内外で中小型TFT-LCDの需要が増大しているため、石川県白山市に第6世代TFT-LCD工場を新設すると発表した。投資額は土地、建物、生産設備合わせ約1700億円。

 マザーガラス投入能力は2万5000枚/月で、この結果、同社のトータル生産能力は20%強アップする。


FPD/PCB NEWS〜3月2日


凸版印刷 フレキシブル電子ペーパーを用いたレール型電子棚札を開発


 凸版印刷は、プリンテッドエレクトロニクス技術を活用することにより、薄く、軽く、かつ曲げることができるフレキシブル電子ペーパーを開発したと発表した。さらに、カラーフィルター技術を活用してエリアカラー化を実現した。

 今回試作したのは、フレキシブル電子ペーパーを用いたレール型電子棚札(ESL:Electronic Shelf Label)で、米E Inkのマイクロカプセル型電気泳動ディスプレイを搭載。外形サイズは900(幅)×30(高さ)oで、表示部を凸型湾曲表示(曲率半径50mm)にしているのが特徴。また、上端に緑ライン、下端に赤ラインを表示するエリアカラーを実現した。棚の前面全体を表示エリアにできるため、紙の棚札や個片の電子棚札に比べ表示面積が広く、配置や表現の自由度を高めることができる。