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FPD/PCB NEWS〜1月29日


AUO 2014年の売上高は前年比2%減に

 AU Optronics(AUO)は、2014年第4四半期の売上高が第3四半期比1.3%減の1054億5000万台湾ドルになったと発表した。

 この結果、2014年通年の売上高は前年比2%減の4081億8000万台湾ドル、当期利益は180億6000万台湾ドルとなった。TFT-LCD出荷枚数は大型パネルが前年比横ばいの1億1692万枚、中小型パネルが11.9%増の1億7071万枚。


FPD/PCB NEWS〜1月28日


LG Display 2014年通年の売上高は前年比2%減に

 LG Displayは、2014年第4四半期の売上高が前年同期比18%増、第3四半期比27%増の8兆3419億ウォンになったと発表した。これにより、2014年通年の売上高は前年比2%減の26兆4555億ウォン、営業利益は前年比17%増の1兆3573億ウォンとなった。


FPD/PCB NEWS〜1月23日


住友化学 米UDCと有機EL照明デバイスに関するライセンス契約を締結

 住友化学は、米Universal Display(UDC)から印刷法を適用した有機EL照明デバイスの技術ライセンス契約を受けるという契約を締結したと発表した。住友化学は、UDCの技術ライセンスを活用することにより有機EL照明デバイスの発光効率向上に向けた技術開発を加速する。


FPD/PCB NEWS〜1月22日


ジャパンディスプレイ 台湾子会社の車載用TFT-LCDモジュール組立能力を増強


 ジャパンディスプレイ(JDI)は、台湾子会社である高雄晶傑達光電科技(Kaohsiung Opto-Electronics:KOE)の車載用TFT-LCDモジュール組立能力を2016年度末までに月産18万台から月産45万台に増強する。

 KOEは車載用や産業用の7型以上の中型TFT-LCDモジュールを生産。今回、モジュール組立用の新設備を設置し、2015年5月から段階的に生産能力を増強する。増強後はJDIグループの1/3以上を生産することになり、JDIにとって中国に続く第2の生産拠点となる。


FPD/PCB NEWS〜1月19日


NSマテリアルズ 高輝度LED用ナノ蛍光体量子ドットを開発
高精細LCDの色再現性向上に寄与

 NSマテリアルズは、産業技術総合研究所と共同でマイクロ空間化学技術によるLED光源用蛍光体「量子ドット=QD(Quantum Dot)蛍光体」を開発した。

 同社は量子ドット蛍光体をスティック状にした「QD Stick」やフィルム状にした「QD Sheet」などをラインナップ。QD SheetはLCDの導光板の上に、スティック状のQD Stickは青色LEDと導光板の間に配置する。この結果、4Kテレビや8Kテレビなどの高解像度ディスプレイでは色再現性がNTSC規格の色空間を超え、BT.2020規格を100%サポートすることができる。一方、スマートフォンやタブレットなどのモバイル機器に採用した場合、色再現性とバッテリー寿命の向上が期待できる。2015年中に同社の量子ドット蛍光体を採用したディスプレイが登場するとしている。

 量子ドット蛍光体は粒径nmサイズの化合物半導体粒子で、発光波長は粒径サイズによって自在に制御できる。また、nmサイズの量子閉じ込め効果によって高い吸収係数を確保しているため、輝度向上と消費電力低減が実現できる。


FPD/PCB NEWS〜1月16日


JNC 子会社のJNC石油化学市原製造所内のリクソン第2センターが完成

 JNCは、子会社であるJNC石油化学・市原製造所内(千葉県市原市)においてリクソン第2センターの竣工式を行ったと発表した。

 現在、JNC石油化学は液晶製造器具の洗浄に代替フロン(HCFC:ハイドロクロロフルオロカーボン)を使用しているが、オゾン層破壊物質であるため、国内では2020年に生産・輸出入が禁止されることが決まっている。今回、環境負荷を低減できる洗浄技術を開発。代替フロンを全廃するとともに液晶材料ブレンド設備を拡張するため、リクソン第1センターに隣接してリクソン第2センターを建設したもの。工場建屋は地上6階建てで、2013年10月から建設を進めていた。


FPD/PCB NEWS〜1月15日


帝人デュポンフィルム フィルム事業の国内生産拠点を再編

 帝人は、子会社である帝人デュポンフィルムの生産拠点を再編すると発表した。現在、岐阜事業所、宇都宮事業所の2拠点で行っているポリエステルフィルムの生産を宇都宮事業所に集約する。

 今後、段階的に岐阜事業所(岐阜県安八郡安八町)の生産を縮小し、2016年9月末に生産を停止する予定。なお、同事業所の研究開発機能は今後も維持する。


FPD/PCB NEWS〜1月14日


グンゼと信州大 有機導電性繊維を使用したニット素材を共同開発


 グンゼと信州大学は、軽量で安全かつ洗濯耐久性に優れた導電性繊維「有機導電性繊維」を使用したニット(編物)素材を共同開発したと発表した。グンゼは2015年度中に肌着・ストッキング形状の「スマートテキスタイル」を開発することにしている。

 有機導電性繊維は日産自動車、山梨大学、信州大学が共同開発したもので、導電性高分子を繊維化。金属煉り込み型や金属コーティング型といった従来の導電性繊維に比べ洗濯耐久性や人体に対する安全性に優れるほか、軽量なため、装着型デバイスに適する。さらに、ニット(編物)構造にすることにより伸縮性が付与でき、身体にフィットして動きやすく、ウェアラブルに適した特性が期待できる。


Innolux 2014年12月の売上高は前月比0.6%減

 Innoluxは、2014年12月の売上高が前月比0.6%減の382億900万台湾ドルになったと発表した。これにより、2014年通年の売上高は前年比1.4%増の4286億6200万台湾ドル、TFT-LCD出荷枚数は大型パネルが前年比3%増の1億4140万4000枚、中小型パネルが25%減の3億2021万9000枚となった。


FPD/PCB NEWS〜1月13日


CPT 2014年12月の売上高は前年比8.9%減に

 Chunghwa Picture Tubes(CPT)は、2014年12月の売上高が前月比8.8%減、前年同月比8.9%減の44億9000万台湾ドルになったと発表した。TFT-LCDの出荷枚数は大型パネルが前年同月比49.5%増の13万9000枚、中小型パネルが2.5%減の3836万5000枚。この結果、2014年通年の売上高は前年比3.9%減の563億9300万台湾ドルとなった。


FPD/PCB NEWS〜1月9日


HannStar 2014年12月の売上高は前年比5.2%増

 HannStar Displayは、2014年12月の売上高が前月比1.8%減、前年同月比5.2%減の20億6000万台湾ドルになったと発表した。TFT-LCD出荷枚数は大型パネルが前月比22.5%増の5万3000枚、中小型パネルが5.7%減の3584万5000枚。これにより、2014年通年の売上高は前年比24.7%減の236億7500万台湾ドルとなった。


FPD/PCB NEWS〜1月8日


AUO 2014年12月の売上高は前年比0.9%増

 AU Optronicsは、2014年12月の売上高が前月比3.1%減、前年同月比0.9%増の336億8000万台湾ドルになったと発表した。TFT-LCD出荷枚数は大型パネルが前月比3.8%減の935万枚、中小型パネルが4.1%減の1293万枚。この結果、2014年通年の売上高は前年比2%減の4081億7900万台湾ドルとなった。


FPD/PCB NEWS〜1月7日


凸版印刷 プリンテッドエレクトロニクス分野での微細印刷技術を確立


 凸版印刷は、プリンテッドエレクトロニクス技術を用いてL&S=10μm/10μmの微細印刷技術を確立したと発表した。

 現在、プリンテッドエレクトロニクス技術を利用したタッチパネル向けでは線幅30μmが研究開発段階で実現しているが、グラビアオフセット印刷を用いることによりこの1/3という微細印刷を実現した。最大600×600oの大型基板に対応可能で、紙やプラスチックフィルムなどに配線や回路を形成することもできる。2017年度までの実用化を目指している。


三菱化学と日亜化学 白色LED用赤色蛍光体の特許でクロスライセンス

 三菱化学および独立行政法人物質・材料研究機構(NIMS)と日亜化学工業およびシチズン電子は、白色LED用として広く用いられる窒化物系赤色蛍光体に関し日亜と三菱が特許相互実施許諾契約および関連諸契約を締結したと発表した。

 クロスライセンスの対象はCASNまたはSCASN蛍光体(別名1113蛍光体)と呼ばれる窒化物系赤色蛍光体で、白色LEDに使用することにより従来得られなかった赤み成分が得られるため、自然光に近い白色が実現できる。

 三菱と日亜はこの赤色蛍光体に関しそれぞれが保有する特許を相互に実施許諾することで2010年に基本合意。その後、NIMSも交えて詳細条件を協議してきたが、今回すべての内容について最終的に合意したもの。