シャープとパイオニア 資本提携を解消

　シャープとパイオニアは、資本提携を解消することで合意したと発表した。シャープは保有するパイオニア株式3000万株(発行済み株式の8.05％)を来年3月末までに売却する。他方、パイオニアも保有するシャープ株式1000万株(0.59％)を売却する予定。

　なお、両社は合弁会社で光ディスク事業を行っており、業務提携については継続する。

日本TI ディスプレイ向けDLP LightCrafter評価モジュールを発表

　日本テキサス・インスルメンツは、0.2型TRPワイドVGAディスプレイチップセットの評価ツール「DLPR LightCrafter Display 2010評価モジュール」を発売すると発表した。

　評価モジュールはスマートフォン、タブレット、デジタルカメラ、モバイルアクセサリー、インタラクティブサーフェースコンピューティング、デジタルサイネージ、後付けのヘッドアップディスプレイのプロジェクションディスプレイ向け。TIのDLP TRPアーキテクチャとDLP IntelliBrightアダプティブアルゴリズムスイートを活用することにより、従来のDLP Picoチップセットアーキテクチャに比べ輝度を最大100％向上するとともに、消費電力を最大50％削減した。さらに、同サイズの従来製品に比べ2倍の解像度を実現した。

小森コーポレーション タッチパネルメタル配線用グラビアオフセット印刷機をリリース

　小森コーポレーション、小森マシナリー、東海ホールディングスの小森グループは、タッチパネルメタル配線量産用グラビアオフセット印刷機「PEPIOシリーズ」をリリースすると発表した。

　これに関連し、小森は台湾Industrial Technology Research Institute of Taiwan(ITRI)と共同開発した全印刷メタルメッシュタッチパネルを「Touch Taiwan 2014(8月27〜29日開催)」に展示。L/S＝30/30μmの引き出し配線と5μm幅のメタルメッシュを同時にグラビアオフセット印刷することに成功した。

7月のTFT-LCD出荷金額は前年同月比4％増

　NPD DisplaySearchは、7月のTFT-LCD出荷金額が前月比1％減、前年同月比4％増の69億1500万ドルになったと発表した。サイズ別にみると、大型パネルは前月比1％減、前年同月比8％増の59億9600万ドル、中小型パネルは前月比2％減、前年同月比13％減の9億1900万ドルだった。

　メーカーシェアは、LG Displayが前月比6％減、前年同月比2％減の18億7400万ドルを出荷してトップ。2位のInnoluxは前月比1％減、前年同月比23％増の12億1300万ドル、3位のSamsung Displayは前月比3％減、前年同月比5％減の12億700万ドルを出荷した。

第2四半期の大型TFT-LCD出荷面積は過去最高を記録

　NPD DisplaySearchは、第2四半期の大型TFT-LCD出荷面積が3770万m²と過去最高を記録したと発表した。出荷枚数は前年同期比3％増の1億8100万枚。

　メーカーシェアは、LG Displayがシェア25.1％でトップ。2位はInnoluxでシェア20.1％、3位はSamsung Displayでシェア18.9％となっている。

平田機工 有機EL関連事業の子会社を設立

　平田機工は、有機ELデバイス関連の製造・販売や受託研究などを行う新会社「�階OYA」を設立したと発表した。

　資本金は5000万円で、同社が全額を出資。代表取締役社長には平田雄一郎氏が就任した。有機ELデバイスの製造に加え、有機EL用製造装置の生産を行う。

沖電線 薄さと柔軟性を兼ね備えた極薄柔軟多層FPCを開発

　 沖電線は多層FPCの薄型化により柔軟性を向上させた極薄柔軟多層FPCを開発、販売を開始したと発表した。

　絶縁層や接着材層の薄型化と独自積層技術により、4層構造で約40％の薄型化を実現。これにより従来の多層FPCでは困難だった狭いスペースでの曲げ配線が可能になる。また、柔軟性もR＝1mmの繰り返し折り曲げ試験において折り曲げ耐性が従来の10倍以上と高い信頼性を確保した。

AUO 7月の売上高は前年比8.3％増

　AU Optronics(AUO)は、7月の売上高が前月比4.9％増、前年同月比8.3％増の357億6100万台湾ドルになったと発表した。TFT-LCD出荷枚数は大型パネルが前月比2.4％増の964万枚、中小型パネルが9.2％減の約1653万枚。

Innolux 第2四半期売上高は第1四半期比24％増

　Innoluxは、第2四半期売上高が前年同期比0.4％減、第1四半期比24％増の1110億6400万台湾ドルになったと発表した。このうち、中小型パネルは第1四半期比30.1％増の251億NTドルを出荷した。

AUO 第2四半期売上高は第1四半期比8.8％増に

　AU Optronics(AUO)は、第2四半期の売上高が第1四半期比8.8％増の1020億4200万台湾ドルになったと発表した。TFT-LCD出荷枚数は大型パネルが第1四半期比1.1％減の2885万枚、中小型パネルが38.4％増の4630万枚。この結果、上半期の売上高は1958億4400万台湾ドルとなった。