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FPD/PCB NEWS〜5月30日


三井化学 有機EL用シール材がLGの曲面スマートフォンに採用

 三井化学は、独自開発した有機EL用透明シール材「ストラクトボンドXMF-T」がLG Displayの曲面有機ELディスプレイに採用されたと発表した。LG Electronicsは、この曲面有機ELDを搭載したスマートフォン「G Flex」を韓国、米国、日本、欧州など世界でリリースする。

 ストラクトボンドXMF-Tは耐水性、ガスバリア性、透明性を合わせ持ち、封止工程の加工性に優れた封止材料。従来のキャップ封止構造から変更できるため、割れにくく高強度のフレキシブルディスプレイが実現するという。


FPD/PCB NEWS〜5月29日


三菱電機 インテリジェントGUI搭載のTFT-LCDを発売


 三菱電機は、グラフィックスボードとタッチパネルをセットにしたインテリジェントGUI(Graphical User Interface)を搭載したTFT-LCDモジュールを発売すると発表した。

 インテリジェントGUIにより、パソコン上で作成したアニメーション効果を含む高品位グラフィックスの表示を容易に実現。また、独自アルゴリズム「Sesamicro」により、最高毎秒60フレームの高速描画を実現した。さらに、フリックなどの直感的な操作と画面遷移との紐付けを容易にした。

 TFT-LCDモジュール、グラフィックスボード、タッチパネルを1セットで提供する仕組みで、同社がラインアップする幅広い解像度のTFT-LCDモジュールと組み合わせることができる。


ジャパンディスプレイ Local Dimmingバックライトを採用した低温poly-Si TFT-LCDを開発

 ジャパンディスプレイは、local dimmingバックライト(部分駆動バックライト)を搭載した7型ワイドQXGA(1600×2560画素)対応低温poly-Si TFT-LCDを開発したと発表した。

 RGBにW(白)を加えたWhiteMagicにlocal dimmingバックライトを組み合わせることにより、より効率的にバックライトをコントロール。消費電力を従来のWhiteMagicに比べ20%削減した。また、local dimmingバックライトはLEDを導光板の縁に配置するエッジライト方式を採用しているため、従来の薄型バックライトに比べて厚くならず、モジュール厚も1.16mmにまで薄型化した。


FPD/PCB NEWS〜5月28日


4月の大型TFT-LCD出荷面積は前年比11%増

 NPD DisplaySearchは、4月の大型TFT-LCD出荷面積が前月比2%減、前年同月比11%増の1226万8000m2になったと発表した。用途別では、テレビ用パネルが前月比1%減、前年同月比14%増の924万4000m2、モニター用パネルが前月比4%減、前年同月比4%減の167万1000m2、ノートPC用パネルが前月比2%減、前年同月比11%増の93万1000m2、タブレット用パネルが前月比17%減、前年同月比11%減の16万1000m2だった。


FPD/PCB NEWS〜5月27日


4月のTFT-LCD出荷金額は前年比11%減

 NPD DisplaySearchは、4月のTFT-LCD出荷金額が前月比4%減、前年同月比11%減の64億3700万ドルになったと発表した。大型パネルは前月比4%減、前年同月比10%減の55億7300万ドル、中小型パネルは前月比5%減、前年同月比17%減の8億6400万ドルだった。

 メーカーシェアはLG Displayが前月比2%増、前年同月比5%減の18億8600万ドルを出荷してトップ。2位のSamsung Displayは前月比9%減、前年同月比19%減の11億3100万ドル、3位のAU Optronicsは前月比2%減、前年同月比12%減の10億8900万ドルを出荷した。


FPD/PCB NEWS〜5月26日


東北大、ポラテクノ、日本化薬 無彩色偏光板を用いたペーパーホワイト反射型LCDを開発


▲左が開発品、右が従来品

  東北大学の藤掛英夫教授、石鍋隆宏准教授、ポラテクノ、日本化薬は、無彩色の偏光板を用いたペーパーライク白色表示が可能な反射型LCDを共同開発した。

 新たな二色性色素を合成して光の吸収波長を制御するとともに、色素の分子配向性を向上させることにより、平行および直交透過率が可視光領域において一定な無彩色偏光板を開発した。この偏光板と光拡散フィルム技術により、表示光の配光分布を精密制御したデバイス構造を考案。高反射率で高品位な紙のような白色表示を実現するとともに、高いコントラストと動画表示能力を備えた低消費電力の反射型LCDを開発した。


FPD/PCB NEWS〜5月22日


タブレット用TFT-LCD出荷枚数が初めて前年比減に

 NPD DisplaySearchは、4月のタブレット用TFT-LCD出荷枚数が初めて前年同月比減になったと発表した。2013年4月の2530万枚に対し、2014年4月は2420万枚と前年同月比4.3%減となった。


FPD/PCB NEWS〜5月19日


日本ゼオン CNT製造プラントを建設

  日本ゼオンは、徳山工場(山口県周南市)に高品位カーボンナノチューブ(CNT)の製造プラントを建設すると発表した。2004年に産業技術総合研究所が開発した単層CNT合成法である「スーパーグロース法」により高品位CNTを製造する。2015年下期の量産開始を目指している。


FPD/PCB NEWS〜5月15日


大日本スクリーン 持株会社へ移行するとともに各事業を100%出資会社に継承

 大日本スクリーン製造は、10月1日付けで会社分割方法により持株会社体制へ移行すると発表した。これにともない、半導体機器事業を100%出資子会社であるSOKUDOに承継するため、SOKUDOと吸収分割契約を締結する。また、同日付で新たに分割準備会社として100%出資子会社を4社設立し、FPD機器事業、メディアアンドプレシジョンテクノロジー事業(印刷・プリント基板関連機器事業)、製造支援・製造請負業務、シェアードサービス業務を分割準備会社4社にそれぞれ承継する。

 これらの吸収分割後、同社は持株会社となり、社名を「慨CREENホールディングス」に変更するとともに、事業目的を持株会社体制移行後の事業に合わせて変更する。なお、持株会社体制移行後も引き続き上場を維持する予定。


FPD/PCB NEWS〜5月13日


日本製鋼所 FPD用成膜装置事業に進出

 日本製鋼所は、FPD用薄膜成膜装置事業に進出すると発表した。既存のレーザー応用技術に加え、プラズマ応用技術を用いた成膜装置を製品ラインアップする。

 具体的には、新たな高密度プラズマ発生技術を用いたプラズマCVD装置を開発。現在、量産規模のテスト装置を製作中で、今年度中から成膜テストを開始する予定。今年2月に設立したJSWアフティから成膜装置をリリースする。この結果、従来のエキシマレーザアニール装置や固体レーザアニール装置に加えたFPD用装置事業規模を現在の100億円前後から3年後に200億円強へ拡大させる計画。


FPD/PCB NEWS〜5月12日


HannStar 第1四半期売上高は前年比25.7%減

 HannStar Displayは、第1四半期売上高が前年同期比25.7%減の56億2500万台湾ドルになったと発表した。TFT-LCD出荷枚数は中小型パネルが8000万枚、大型パネルが4万枚。


FPD/PCB NEWS〜5月9日


AUO 4月の売上高は前年比11%減

 AU Optronics(AUO)は、4月の売上高が前月比3.1%減、前年同月比11%減の329億5200万台湾ドルになったと発表した。TFT-LCD出荷枚数は大型パネルが前月比7.2%減の947万枚、中小型パネルが3.6%増の1310万枚。


FPD/PCB NEWS〜5月8日


Innolux 4月の売上高は前年同月比6.7%減

 Innoluxは、4月の売上高が前月比2.3%増、前年同月比6.7%減の381億8500万台湾ドルになったと発表した。TFT-LCDの出荷枚数は大型パネルが前月比1.9%減の1226万4000枚、中小型パネルが4.3%減の2867万1000枚。


FPD/PCB NEWS〜5月7日


AUO 第1四半期売上高は前期比8.7%減

 AU Optronics(AUO)は、2014年第1四半期の売上高が前期比8.7%減の938億200万台湾ドルになったと発表した。TFT-LCDの出荷枚数は大型パネルが前期比3.3%減の2918万枚、中小型パネルが18.7%減の3346万枚。