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FPD/PCB NEWS〜4月23日


3月のTFT-LCD出荷金額は前年同月比17%減

 NPD DisplaySearchは、3月のTFT-LCD出荷金額が前月比18%増、前年同月比17%減の66億9600万ドルになったと発表した。このうち大型パネルは前月比18%増、前年同月比15%減の57億8400万ドル、中小型パネルは前月比17%増、前年同月比29%減の9億1200万ドルだった。

 メーカー別では、LG Displayが前月比8%増、前年同月比24%減の18億4200万ドルを出荷してトップ。2位のSamsung Displayは前月比9%増、前年同月比16%減の12億4600万ドル、3位のAU Optronicsは前月比20%増、前年同月比13%減の11億1500万ドルを出荷した。


FPD/PCB NEWS〜4月22日


三菱電機 産業用10.4型XGA TFT-LCDを発売

 三菱電機は、産業機器用10.4型XGA対応TFT-LCD2機種「AA104XG02/AA104XG12」を発売すると発表した。

 上下左右170度の広視野角を確保するとともに、コントラストも1000:1を実現した。また、−30〜+80℃という広い動作保証温度範囲を確保。輝度は屋内用途のAA104XG02が500cd/m2、屋外用途のAA104XG12が900cd/m2となっている。


FPD/PCB NEWS〜4月15日


三菱化学とカリフォルニア大学サンタバーバラ校 先端機能材料の研究開発提携を4年間延長

 三菱化学と米カリフォルニア大学サンタバーバラ校(UCSB)は、これまで13年間実施してきた先端機能材料分野における包括的研究開発提携をさらに4年間延長することで合意した。

 三菱化学とUCSBは、三菱化学の資金を元にUCSB内に「三菱化学先端材料研究センター(Mitsubishi Chemical Center for Advanced Materials」を設置。先端機能材料分野において新材料、デバイス、加工・解析技術などを研究開発してきた。今回延長する4年間で三菱化学は研究開発資金として400万ドルを拠出。LED照明、有機太陽電池、有機半導体など三菱ケミカルホールディングスグループの将来を見据えた高付加価値な先端機能材料を重点的に研究開発する。


FPD/PCB NEWS〜4月11日


ジャパンディスプレイ 車載用12.3型異形状TFT-LCDを量産

  ジャパンディスプレイは、自動車のインストルメントパネル向けとして12.3型異形状TFT-LCD(1440×540画素)の量産を開始すると発表した。

長方形の上部二つのコーナーを切り落とすことにより、従来より大きな表示画面を曲線的なインパネに適合するようにした。また、画面サイズを12.3型に大型化するとともに、輝度を1000cd/m2に高め視認性を向上した。


FPD/PCB NEWS〜4月9日


AUO 3月の売上高は前年同月比10.3%減

 AU Optronics(AUO)は、3月の売上高が前月比20.7%増、前年同月比10.3%減の340億1700万台湾ドルになったと発表した。TFT-LCD出荷枚数は大型パネルが前月比11.1%増の1021万枚、中小型パネルが44.8%増の1264万枚。


FPD/PCB NEWS〜4月7日


東北大 高い電気伝導性を持つ3次元グラフェンを開発

 東北大学原子分子材料科学高等研究機構の伊藤良一助教、陳明偉教授らの研究グループは、3次元ナノ多孔質グラフェンを開発することに成功した。これまで3次元炭素材料は非結晶性不連続体(粉状)のため電気をほとんど通さなかったが、今回、結晶性の高い1枚のつながった3次元グラフェンシートを作製することにより高い電気移動度を達成した。

 3次元ナノ多孔質グラフェンは、立体構造を持つナノ多孔質金属を鋳型にしてその上に化学気相蒸着法を用いてグラフェンを成長させることによって2次元物質であるグラフェンに3次元構造を持たせた。この3次元ナノ多孔質グラフェンの電気デバイス特性を調べたところ、電子移動度が最大で500cm2/V・sを示した。


FPD/PCB NEWS〜4月2日


TI DLP Cinema採用のデジタルシネマプロジェクタの販売台数が10万台突破

 米Texus Instruments(TI)は、DLP Cinemaテクノロジーを採用した映画館のスクリーン数が全世界で10万台を突破したと発表した。全世界の映画館スクリーンの80%以上がDLP Cinemaに移行したという。