7月のTFT-LCD出荷金額は前年比10％減

　NPD DisplaySearchは、7月のTFT-LCD出荷金額が前月比5％減、前年同月比10％減の66億2500万ドルになったと発表した。大型パネルは前月比8％減、前年同月比15％減の55億7400万ドル、中小型パネルは前月比15％増、前年同月比35％増の10億5100万ドル。

　メーカー別では、LG Displayが前月比7％増、前年同月比2％減の19億1000万ドルを出荷してトップ。2位はSamsung Displayで、前月比8％減、前年同月比28％減の12億6800万ドルを出荷。3位のAU Optronicsが前月比17％減、前年同月比横ばいの10億900万ドルを出荷した。

島津製作所 コンパクトな電源一体化ターボ分子ポンプを発売

　島津製作所は、半導体やTFT-LCDなどの製造装置向けとして排気速度3000L/sクラスの磁気軸受形電源一体化ターボ分子ポンプ「TMP-X2905/X3405シリーズ」を発売する。初年度は両シリーズ合わせ500台の販売を見込んでいる。

　排気速度を維持したまま従来の電源一体化ターボ分子ポンプに比べ高さを約15％シュリンク。ハードプロセス対応の電源別置き型ターボ分子ポンプのポンプ本体とほぼ同等サイズを実現した。従来の電源別置き型ターボ分子ポンプで必要だった電源を設置するラックやケーブルといった部品が不要になるため、製造装置の設計自由度が増すとともに、製造装置の低コスト化や省フットプリント化が容易になる。

　また、ポンプ温度制御機能を備えるとともに、モーター駆動出力を向上させることにより、ガス流量の多いプロセスや反応性生成物を伴うプロセスにも対応できるようにした。さらに、新開発のパワーユニットや高効率モーターを採用することにより、従来機種に比べて消費電力を最大15％削減した。

クラレ 液晶ポリマーフィルムの生産能力を増強

　 クラレは高速伝送対応回路基板材料として使用される液晶ポリマーフィルム「ベクスター」を増産するため、西条事業所(愛媛県西条市)の生産設備能力を増強する。

　年産能力を現行の40万m²から100万m²に引き上げる。投資額は約5億円で、2014年4月に増強が完了する予定。

2013年の大型TFT-LCD出荷枚数は当初予想から下方修正

　NPD DisplaySearchは、2013年の大型TFT-LCD(9.1型以上)の出荷見通しを当初予想の7億1000万枚から6億9800万枚へ下方修正したと発表した。

　上半期の出荷実績は数量ベースで3億4000万枚、金額ベースで370億ドル。アプリケーション別出荷枚数はモニター用パネルが8000万枚、テレビ用パネルが1億1700万枚、ノートPC用パネルが8900万枚、ミニノートPC用パネルが4000万枚、タブレット用パネルが4000万枚、パブリックディスプレイ用パネルが100万枚となっている。

CPT 7月の売上高は前年比25％増

　Chunghwa Picture Tubes(CPT)は、7月の売上高が前月比1.1％増、前年同月比25％増の50億6900万台湾ドルになったと発表した。TFT-LCDの出荷枚数は大型パネルが前月比18.1％減、前年同月比61.8％減の12万2000枚、中小型パネルが前月比7.7％増、前年同月比12.2％増の4608万3000枚。

HannStar 7月の売上高は前年比11.3％減

　HannStar Displayは、7月の売上高が前月比5.3％減、前年同月比11.3％減の27億8900万台湾ドルになったと発表した。TFT-LCDの出荷枚数は中小型パネルが前月比2.3％減の2788万9000枚、大型パネルが39.2％増の7万7000枚。

Innolux 第2四半期売上高は第1四半期比4.5％減に

　Innoluxは、第2四半期の売上高が第1四半期比4.5％減の1115億1800万台湾ドルになったと発表した。TFT-LCD出荷枚数は大型パネルが第1四半期比16.5％増の3780万枚、中小型パネルが5.6％増の1億1560万枚。

AUO 7月の売上高は前年比4.1％増

　AU Optronics(AUO)は、7月の売上高が前月比10.8％減、前年同月比4.1％増の330億2900万台湾ドルになったと発表した。TFT-LCD出荷枚数は大型パネルが前月比16.4％減の881万枚、中小型パネルが5.5％増の1342万枚。

京セラ トッパンNECサーキットソリューションズの全株式を取得し子会社化

　京セラは、PCBメーカーであるトッパンNECサーキットソリューションズ(TNCSi)の全株式を取得し、子会社化すると発表した。6日に凸版印刷、NECと株式譲渡契約を締結、10月1日付けで100％子会社化する。

　TNCSiは、おもにマザーボード分野においてハイエンドの通信インフラ向け高多層基板やスマートフォン向けのモジュール基板、また車載向け基板など極薄から高多層までの幅広い領域で事業を展開。近年では、スマートフォンなどのさらなる小型薄型化に貢献する世界最薄クラスの部品内蔵基板を開発している。

AUO 第2四半期売上高は第1四半期比19.2％増

　AU Optronics(AUO)は、第2四半期の売上高が第1四半期比19.2％増の1123億3500万台湾ドルになったと発表した。TFT-LCDの出荷枚数は大型パネルが第1四半期比13.2％増の3050万枚、中小型パネルが19.2％増の3660万枚。