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FPD/PCB NEWS〜9月30日 |
NICTとビクター フルHDの裸眼72型3Dディスプレイを開発 情報通信研究機構(NICT)と日本ビクターは、フルHD対応の3Dディスプレイを開発した。試作したのは72型システムで、映画館のような臨場感を実現した。 試作した3Dディスプレイは、1億画素以上の表示性能を持つプロジェクタアレイを内蔵。プロジェクタアレイとスクリーンなどの周辺光学系を組み合わせてさまざまな光線群を制御し投射することにより3D化した。試作した72型スクリーンはフルHD画質で、視域もスクリーン幅程度にまで広めた。今回の技術をブラッシュアップすることにより、将来的には200〜300型の大画面も可能になる。両者は今後、3年以内に実用に向けたプロトタイプを試作する予定だ。 |
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FPD/PCB NEWS〜9月29日 |
NEC液晶テクノロジーは白色LEDユニットを搭載した産業機器用a-Si TFT-LCDのラインアップを強化、7型ワイドVGA、8.4型VGA、9型ワイドVGA、10.4型VGA、12.1型SVGAの5機種をリリースする。12月から順次サンプル出荷する。 |
三菱化学 白色LED/FPD用蛍光体事業を強化し化成オプトニクスを吸収合併 三菱化学は、白色LEDとFPD用蛍光体事業を強化するため、09年4月1日付で子会社の化成オプトニクスを吸収合併する。 これにともない、高輝度白色LED用赤色・緑色蛍光体の製造設備を増強。化成オプト二クス・小田原工場にある製造設備の生産能力を3倍に引き上げる。完成は09年9月の予定。 |
住友化学 高分子有機ELのデバイス開発センターを設置 住友化学は、高分子有機ELデバイス製造技術を開発するため、愛媛工場に「デバイス開発センター」を設置する。 印刷、電極形成、封止、パターニングなどの設備を導入し、100%子会社であるCambridge Display Technology(CDT)の開発したデバイス製造技術を活用し実用的な製造技術を確立する狙い。 |
FPD/PCB NEWS〜9月26日 |
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プロデュース 新潟地方裁判所に民事再生手続き開始を申し立て プロデュースは26日、新潟地方裁判所に民事再生手続開始の申立を行い、裁判所より保全処分命令(弁済禁止処分)および監督命令が発令されたと発表した。 9月18日に証券取引等監視委員会から金融商品取引法違反等(虚偽有価証券報告書提出罪等)の嫌疑で強制捜査を受け信用が低下。9月30日に弁済期日が到来する短期借入金の弁済について新規借り入れをすることも借り換えをすることも困難な状況になっていた。負債総額は73億8400万円。 今後、民事再生手続のなかで、外部専門家を中心としたチームによる資産・業績の精査の実施と平行して、スポンサーを募集・選定し事業の継続・再生を図っていく方針。 |
FPD/PCB NEWS〜9月25日 |
画素数は960×540画素で、独自技術HAST(Hyper Amorphous Silicon TFT)をベースにトランジスタや配線構造設計に多層配線化による新構造を取り入れた。この結果、ドットピッチを15.5μmに狭ピッチ化しながら従来並みの開口部を確保した。なお、視野角は上下左右160度となっている。 |
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ロームと清華大学(中国)は、「TSINGHUA-ROHM ELECTRONIC ENGINEERING HALL(清華ローム電子工程館)」を建設し学術交流の協力関係を強化することで合意した。 |
FPD/PCB NEWS〜9月24日 |
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Displaybankの発表によると、8月の大型TFT-LCD出荷枚数は前月比10.4%増の3億8900万枚となり、3か月ぶりに前月比プラスに転じた。ただ、需要期直前にもかかわらず、過去最高を記録した5月の出荷枚数に比べ94%にとどまった。一方、出荷面積はTV用パネルの増加にともない前月比16.6%増の580万m2となった。平均価格は前月比5.4%下落した。 図1のように、大型TFT-LCDの出荷枚数はすべてのアプリケーションで前月に比べ小幅増を果たした。このうちTV用パネルは22.4%増の980万枚を出荷し、過去最高を記録した。 メーカー別の数量シェアはSamsung Electronicsがシェア22.1%でトップ。2位はシェア20.8%のLG Display、3位はシェア18.1%のAU Optronics(AUO)。売上ベースでもSamsungがシェア25.7%で1位、LG Displayがシェア19.7%で2位、AUOがシェア17.1%で3位となっている。 |
FPD/PCB NEWS〜9月22日 |
インターアクションは、プロデュースとのFPD移載システム製造技術供与契約を無期限延期にすると発表した。プロデュースが証券取引等監視委員会から金融商品取引法違反等の嫌疑で強制調査を受けたため。 |
FPD/PCB NEWS〜9月19日 |
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京セラ ガラス/ガラス構造のタッチパネルを量産
京セラは、LCDの表面にアセンブルするタッチパネルの量産を開始する。量産するのは“ガラス/ガラス構造”で、現在の主流である“フィルム/ガラス構造”に比べ視認性と耐久性に優れるという。タッチパネル単品に加え、タッチパネルを一体化したLCDも産業機器向けとして製品化する。 一方、自社ブランドとして製品化するタッチパネル(アナログ抵抗膜方式タイプ)付きLCDはまず5.7型と6.2型パネルを量産。今後、順次10.4型以下のLCDを量産する予定。生産拠点は鹿児島隼人工場で、初年度で月産1万枚、3年後で月産5万枚以上に生産量を拡大する方針だ。 |
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富士キメラ総研は、調査報告書「2008 エレクトロニクス実装ニューマテリアル便覧」のなかで2012年の半導体関連製品・プリント配線板(PCB)関連製品市場が46兆9075億円に達するという予測を発表した。
表のように07年の半導体(IC、LSI)市場は30兆円を超えたが、08年は30兆円を割り込むと推測される。しかし、今後も半導体、PCBともデジタル機器の増加とともに市場が拡大し、2012年の半導体関連製品市場は41兆1450億円、PCB関連製品市場は5兆7625億円に拡大すると予測される。 注目のPCB関連市場
部品内蔵基板 ビルドアッププリント配線基板(ベースタイプ) フレキシブルプリント配線板(FPC)
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FPD/PCB NEWS〜9月18日 |
PDP事業に関しては、日立の子会社である日立プラズマディスプレイが松下電器からパネルを外部調達し、ドライバICなどを実装してモジュールとして製品化する。09年度に日立が発売するモデルから採用する予定。また、薄型・省エネ対応など高付加価値型PDPの開発でも協業を推進する。 PDPテレビ事業に関しては、従来からのマーケティング活動を引き続き推進。液晶テレビ事業に関しても、IPSアルファテクノロジを中心とした協業を強化する。 |
NEC液晶テクノロジー 産業機器用9型ワイドTFT-LCDを発売 NEC液晶テクノロジーは、計測器やFA制御装置をはじめとする産業機器用9型ワイドVGA(800×480画素)対応TFT-LCD「NL8048BC24-04」を製品化、受注活動を開始した。サンプル価格5万円で10月下旬からサンプル出荷する。 独自のUA-SFT技術により、水平・垂直方向とも176度の広視野角、350cd/m2の高輝度、800:1の高コントラストを実現。また、外形寸法、取り付け穴位置、取り付け穴位置と表示画面中心の相対位置関係など従来製品との互換性を維持するとともに、入力信号についてもWVGA対応LVDSインターフェース対応の従来製品との互換性を確保した。さらに、−20〜+70℃という幅広い動作温度を保証している。 |
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FPD/PCB NEWS〜9月17日 |
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FPD/PCB NEWS〜9月16日 |
積水化学工業は、滋賀県・びわ湖東部中核工業団地内にIT製品の新事業所「多賀工場」を建設する。 IT製品の一部を生産してきた100%子会社の積水フィルムより多賀事業所全体を移管。10月1日付で直轄事業としてIT分野の主力工場に位置づける。 計画によると、敷地面積約9万6000m2に延床面積2万6000m2の新工場棟を建設する。投資額は約85億円で、11月に着工、2010年1月に完成する予定。新工場棟ではFPD向けの光学用保護フィルムや位相差フィルムを中心に生産する。
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FPD/PCB NEWS〜9月11日 |
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Displaybankは、米国市場で40型以上の液晶テレビの80%以上がフルHD対応になったと発表した。 具体的には、40型/42型で70%前後、46型以上では90%前後がフルHD対応となっている。また、HD(ワイドXGA)テレビとフルHDテレビの価格差も急速に縮小。40型では4月時点でフルHDがHDより35%も高かったが、8月には17%までその差が縮小したという。 |
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三井化学とトクヤマ モノシランガス製造プロセスを共同開発 三井化学とトクヤマは、半導体やFPDなどの製造に用いられるモノシランガスの製造プロセスを共同開発することで合意した。 モノシランガスはSi膜、SiO2酸化膜形成用に用いられる特殊ガス。両社の技術を融合し、モノシランガスの新規製造プロセスを共同開発する。開発完了後は両社による共同事業化も視野に入れている。 |
FPD/PCB NEWS〜9月10日 |
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東北大学 小池淳一教授は、独自開発したCu-Mn合金ターゲットを大型TFTのすべての配線に使用できるメドをつけた。昨年提案したゲートに加え、ソース/ドレインにも適用可能なことを立証したもので、3〜5年後の実用化を目指している。 開発したCu-Mnターゲットを用いてスパッタリング成膜した後、200〜300℃で熱処理をすると、Mnが合金表面に析出してMn酸化物層を形成する一方、内部はピュアCuになる。Mn酸化物層は下地との密着性を高めるとともに、上層材料との反応を抑制する働きがある。小池教授は07年にゲート配線へ使用可能なことを発表、膜の剥離防止や抵抗半減という成果を示してきた。今回、ソース/ドレインにも適用可能なことを示した。 周知のようにソース/ドレインの場合、電流がソースからドレインに流れる際にa-Si層を通過する。このため、ソース/ドレイン配線材料には@a-Siとの密着性が高い、A原子が混合しない(拡散バリア性)、B電流が両方向にスムーズに流れる(オーミック特性)といった点が要求される。しかし、一般的にCu-Mnを含めCu合金配線は@およびAとBがトレードオフの関係になり、Cu-Mn膜でもMn酸化物層の膜厚が厚すぎると電流が流れにくくなりオーミックコンタクトが得られない反面、薄すぎると拡散バリア性と密着性が損なわれる。そこで、Mn酸化物層の膜厚を1〜2nmに最適化することにより、上記の問題をブレークスルーした(写真1、図1)。 |
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FPD/PCB NEWS〜9月9日 |
Samsung SDI 有機ELD/中小型LCD事業を分社化 Samsung SDIはSamsung Electronicsと合意した有機ELディスプレイ・中小型LCD事業合弁に向けた準備として同事業を分社し、「Samsung Mobile Display」を設立する。資本金は1000億ウォンで、9月中に設立される予定。 Samsung Mobile Displayは09年1月にSamsung Electronicsの出資を受け、さらなる新会社へ移行する見通し。 |
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FPD/PCB NEWS〜9月8日 |
NEC液晶テクノロジー 白色LED搭載5.7型TFT-LCDをリリース NEC液晶テクノロジーは、白色LEDバックライトを採用した産業機器用5.7型VGA TFT-LCDを発売する。輝度400cd/m2の標準モデル「NL6448BC18-01」と輝度800cd/m2の高輝度モデル「NL6448BC18-01F」の2モデルで、サンプル価格は前者が3万円、後者が3万5000円。11月からサンプル出荷する。 白色LEDの採用により、標準モデルで1.8W、高輝度モデルで3.3Wと冷陰極管(CCFL)バックライト搭載パネルに比べ約5割に消費電力を低減した。また、垂直・水平とも160度の広視野角、1000:1の高コントラスト比、18msの高速応答を実現。さらに、−20〜+70℃という広い動作温度範囲を確保した。 |
FPD/PCB NEWS〜9月5日 |
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Displaybankの発表によると、7月のPDP出荷枚数は前月比3%増の118万枚となった。日本メーカーは62万2000枚を記録し、55万9000万枚だった韓国メーカーを1年ぶりに逆転した。 第1〜第2四半期に不調だった日本メーカーは第3四半期に入ってこれまでの劣勢を挽回。とくに、日立プラズマディスプレイは32型HD(ワイドXGA)に新製品を追加したのが功を奏し、出荷枚数を増やしている。一方、韓国メーカーは7月から出荷枚数が大幅減もしくは前月と同水準となった。これは、ここにきてソニーやSamsung ElectronicsといったトップメーカーがPDPテレビの低価格化を加速し、2番手グループのPDPテレビ販売台数が減少しているため。つまり、2番手グループへの外販比率が高い韓国メーカーの出荷枚数が減少している。ただし、Displaybankでは「第3〜第4四半期には韓国メーカーの出荷枚数が増加し、再び韓国が日本を逆転する可能性が高い」と予測している。 |
FPD/PCB NEWS〜9月3日 |
三菱電機 白色LEDバックライト搭載の産業用8.4型/12.1型TFT-LCDを製品化 三菱電機は、バックライト光源に白色LEDを用いた産業用機器用8.4型/12.1型TFT-LCDをを製品化する。8.4型はVGAとSVGAの2モデル、10.4型はXGAの1モデルで、12月からサンプル出荷する。 白色LEDバックライトの採用により、CCFL(冷陰極管)を用いた従来製品に比べ8.4型で約5割、12.1型XGAで約1割の高輝度化を実現。インバーターによる高電圧駆動が不要のためノイズ対策コストが削減可能なほか、最終製品の安全設計が容易になる。このため、ノイズに敏感な医療機器や計測機器にも対応できる。バックライト寿命はCCFLの5万時間より長い6万時間。 もちろん、従来パネルと外形寸法・取り付け穴位置・信号入力コネクタの位置を統一しているためリプレースも容易で、−30〜+80℃という広い動作保証温度範囲を実現している。 |
FPD/PCB NEWS〜9月2日 |
資本金は2000万ドルで、LGが51%、AmTRANが49%を出資。蘇州にあるAmTRANのTV工場内にLCD生産ラインを導入し、09年初めからLCDモジュールを年間300万枚、LCD-TVを年間500万枚生産する計画だ。 |
FPD/PCB NEWS〜9月1日 |
Novaled 有機CMOSトランジスタ用pn型ド−パントを発表 独Novaledは、有機CMOSトランジスタ用p/n型ドーパント材料を発表した。 有機ELデバイス用p/n型ド−パント技術を適用し、従来、p型で用いられてきペンタセン有機半導体をp型とn型双方の有機CMOSトランジスタに利用できるようにした。試作デバイスのキャリアモビリティは10-2cm2/V・secが得られたという。 |
SIIナノテク 局所の熱物性評価が可能なナノサーマル顕微鏡を発売 エスアイアイ・ナノテクノロジー(SIIナノテク)は、100nm以下の水平分解能で局所の熱物性が評価できるナノサーマル顕微鏡「nano-TA2-S」を発売する。オプションとしてJIS規格に準拠して表面粗さを定量的に測定する表面粗さ計測オプション 「NanoNavi JS-1683」も同時発売する。 nano-TA2-Sは、同社の環境制御型SPM「E-sweep」または高分解能小型SPM 「S-image」、米アナシス・インスツルメンツ社製コントローラ「nano-TA2」、プ ローブの先端部分を500℃まで加熱できるサーマルプローブから構成される。走査型プローブ顕微鏡として取得したサンプル画像から測定したい位置を特定し、100nm以下の水平分解能で局所加熱による熱機械分析を行う。これにより、微小領域のガラス転移、結晶性、融解温度、硬化度などを測定する。このため、例えばブレンドポリマーの分布や局所の熱物性分析、ナノメートルレベルの薄膜の熱物性測定などの評価 が可能となる。 標準価格はプローブ顕微鏡を含んだシステムで約2500万円。年間10セットの販売を見込んでいる。 |