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FPD/PCB NEWS〜11月8日
 

シャープとNHK 30V型4Kフレキシブル有機ELDを開発


▲右から表示時、収納中、収納時
 シャープと日本放送協会(NHK)は、30V型4Kフレキシブル有機ELディスプレイを共同開発した。

 フィルム基板上にRGB発光素子をアレイ集積化したパネルで、カラーフィルターレスによって光利用効率を向上。また、フィルム基板を用いることにより薄さ約0.5mmのパネル表示部をコンパクト(半径約2cm)に巻き取り、下部の筐体にすっきりと収納することができる。

 なお、有機EL素子を駆動するTFTにはIGZO(In-Ga-ZnO)-TFTを採用。NHK独自の信号処理やパネル駆動技術の活用により、明るさの均一性や動画の鮮明度を高めた。

FPD/PCB NEWS〜11月6日
 

パナソニックとマイクロ化学技研 ガラスモールド工法によるマイクロ化学チップ量産化技術を開発


 パナソニックとマイクロ化学技研は、ガラスモールド工法によるマイクロ化学チップ(マイクロ流路チップ)量産化技術を共同開発したと発表した。従来のガラスエッチング工法に比べ大量生産が容易で、低コスト化、高精度化が可能。医療・バイオ・環境などのセンシング・分析用デバイスとして2019年度内に試作受注を開始し、2020年度以降の量産化を目指す。

 マイクロ化学技研のマイクロ化学チップ設計技術にパナソニックのガラスモールド技術を組み合わせることにより、ガラス製マイクロ化学チップのディスポーザブル使用が可能になる。最大φ50mmまでのチップ化が可能で、月産数万枚までの量産に対応できる。さらに、μmオーダーの形状精度で製作が可能だという。

FPD/PCB NEWS〜11月5日
 

東大、産総研、物質・材料研究機構、パイクリスタル 10nmの極薄有機半導体単結晶膜のウェハーを作製


 東京大学、産業技術総合研究所(産総研)、物質・材料研究機構、パイクリスタルの共同研究グループは、高性能トランジスタとして利用可能な有機半導体ウェハーを簡便な印刷法により作製したと発表した。

 独自の有機半導体材料と印刷技術を用いることにより、分子3層分程度の厚みを有する極薄有機半導体単結晶膜の4インチ級ウェハーを作製。このウェハー1枚から作製された1,600個のトランジスタは欠陥なく動作し、平均電荷移動度は実用化の目安となる10cm2/Vs 以上を示した。

FPD/PCB NEWS〜10月30日
 

DIC 韓国・愛敬化学との合弁契約を解消


 DICと韓国AK Holdingsは、合弁事業として合成樹脂を製造・販売するAekyungChemical(AKC:愛敬化学)に関する合弁契約を解消すると発表した。DICが保有する全株式をAKCへ返却する。

 AKCは不飽和ポリエステル樹脂、ポリイソシアネート樹脂、塗料用樹脂などの合成樹脂を製造・販売する合弁会社で、両社が発行株式の50%を保有していた。

FPD/PCB NEWS〜10月25日
 

三菱ケミカル 蘭Atum3D社と3Dプリンティング向け紫外線硬化樹脂を共同開発


 三菱ケミカルは、光造形3Dプリンターで造形可能な紫外線硬化樹脂「ダイヤビーム」を3Dプリンターメーカー「蘭Atum3D社」と共同開発したと発表した。

 Atum社は、光硬化タイプの液体樹脂に紫外線を当てることで樹脂を硬化させて造形するDLP方式(Digital Light Processing)のオープン材料型3Dプリンター技術を保有。特定の原料による造形のみでなく、ユーザーの要望に沿った樹脂を原料として造形できるのが強みで、今回、三菱ケミカルが製造を予定する紫外線硬化樹脂ダイヤビームを共同開発することに成功した。

 ダイヤビームは紫外線硬化樹脂では両立するのが難しい耐熱性と耐衝撃性をバランス良く持ち合わせ、さらに耐摩耗性にも優れる。この特性と光造形3Dプリントにより複雑な形状品の製造が可能なことから自動車の内装材などへの採用が期待される。

FPD/PCB NEWS〜10月23日
 

ジャパンディスプレイ Appleなどから資金繰り支援


 ジャパンディスプレイ(JDI)は、米Appleをはじめとする取引先から支払い入金を早めるなど資金繰り支援を受けられることになったと発表した。入金までの期間が短縮されることにより最大400億円分の資金繰り改善効果があり、資金繰りへの懸念は解消したとしている。

FPD/PCB NEWS〜10月21日
 

JOLEDとデンソー 共同開発した有機ELDがトヨタのコンセプトカーに搭載


 JOLEDは、デンソーと共同開発した車載用フレキシブル有機ELディスプレイがデンソー製メーターに組み込まれ、トヨタ自動車のコンセプトカー「LQ」に搭載されたと発表した。

 フレキシブル有機ELDの薄型・軽量、形状自由度の高さ、高コントラスト、広視野角、高速応答などの高い表示性能がこれまでにないメーターデザインを実現。コンセプトカーが提案する革新的で意匠性の高い室内空間を可能にした。

 AIエージェントと自動運転を組み合わせた「LQ」は、新しい移動体験を提供するコンセプトカーとして、オリンピック聖火リレーの隊列車両やマラソン競技などの先導車として数台が導入。また、大会期間中、お台場・豊洲周辺で体験試乗会が実施される予定。

FPD/PCB NEWS〜10月17日
 

東京エレクトロン 有機ELD開発用のIJ描画装置をリリース


 東京エレクトロンは、有機ELディスプレイ製造用インクジェット描画装置「Elius 500Pro」の販売を開始したと発表した。

 370×470mm基板対応の開発ライン向け装置で、最大12種類のインク材料を同時に搭載することができる。また、RGB3色の発光材料を同時かつ必要量のみ画素内へ描画可能で、8KテレビやIT製品などを想定した200ppiを超える高解像度への対応も可能となっている。

FPD/PCB NEWS〜10月15日
 

東レ 優れた柔軟性と高い復元性を両立した伸縮性フィルムを開発


 東レは、容易に変形できる優れた柔軟性と変形させても元通りに戻る高い復元性を両立した伸縮性フィルムを開発したと発表した。折り畳みや巻き取り可能なディスプレイやウェアラブルデバイスなど幅広い分野での採用を見込んでおり、2020年を目処に製品化する方向。

 わずかな力で変形する優れた柔軟性と、元の長さの2倍に引っ張る変形を繰り返してもヒステリシスなく元通りに復元し、変形後、長時間保持しても復元する高い復元性を両立した。また、−20〜80℃という広い温度範囲でこの特性が維持できることを確認した。

 さらに、150℃での乾燥・熱処理が可能な耐熱性とスクリーン印刷やインクジェット印刷が可能な印刷適性を確保。くわえて、高平滑からマット(ツヤ消し)や凹凸形状まで、用途や加工工程に合わせさまざまな表面形状にも対応できるという。

FPD/PCB NEWS〜10月10日
 

マクセル 有機ELD用高精細ハイブリッドメタルマスクの量産を開始


 マクセルは、精密電鋳加工技術EF2(Electro FineForming、EF2)による有機ELディスプレイパネル蒸着用高精細ハイブリッドメタルマスクの量産を開始したと発表した。2017年からジャパンディスプレイと共同開発してきたが、このたび量産技術を確立し、同社への供給を開始する。

FPD/PCB NEWS〜10月7日
 

長瀬産業と東北大 超微細加工ナノ構造による撥水性制御を共同開発し事業化

 長瀬産業と東北大学の寒川 誠二教授はリソテックジャパン、SPPテクノロジーズとの共同研究により超微細加工ナノ構造による撥水性制御を開発、長瀬産業が事業化すると発表した。長瀬産業の材料「フェリチン」と超微細加工ナノ構造による撥水性制御の組み合わせにより、あらゆる材料の撥水性を自在に制御することができ、従来のコーティング膜に比べ高い耐久性を有する恒久的撥水性が実現するという。

 現在、一般的なコーティングによる撥水性の制御は長期間の使用により撥水性を有する層が剥がれるなど耐久性の問題が課題とされている。今回の新技術ではバイオテンプレート技術と中性粒子ビーム加工技術を融合し、ガラスなどの表面にナノピラー構造を作製することにより、従来困難だった材料の表面にnmオーダーの均一な加工を施す。この結果、あらゆる材料の撥水性が自在に制御できる。

FPD/PCB NEWS〜10月3日
 

三菱電機 産業用12.1型WXGA TFT-LCDをサンプル出荷

 三菱電機は建設機械、農業機械、工作機械など向けとして従来製品比約7倍の高い耐振動性能、広い動作温度範囲、超広視野角を実現した産業用12.1型WXGA TFT-LCDモジュールをサンプル出荷すると発表した。

 機構設計や構成部品の最適化により、加速度6.8Gという高い耐振動性能を実現。振動の厳しい環境で使用される建設機械、農業機械、工作機械の表示器などに対応できるようにした。