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FPD/PCB NEWS〜10月18日


京セラ 鹿児島国分工場に半導体・LCD製造装置用ファインセラミック部品工場を建設

 京セラは、鹿児島国分工場(鹿児島県霧島市)に半導体・LCD製造装置用ファインセラミック部品を製造する第4−1工場を建設すると発表した。2018年10月に稼働する予定で、生産能力は従来の約2倍になる見通し。

 工場は6階建て延床面積2万9232m2。投資額は約56億円。


FPD/PCB NEWS〜10月17日


東北大と東工大 新たな有機半導体用電極を開発

 東北大学と東京工業大学の研究グループは、新たな有機半導体デバイス用電極を開発したと発表した。ホール注入に用いられるAuおよび電子注入に用いられるCaよりも優れた電荷注入効率が得られるという。


▲試作素子の構造と発光の様子

 開発したのは金属/有機多結晶半導体/テトラテトラコンタン(鎖状炭化水素分子の一種)という三層構造電極。この電極では、テトラテトラコンタン薄膜の効果によって結晶性の低い多結晶半導体薄膜が形成され、そのバンドギャップ内に生じる電子準位が重要な役割を果たす。まず、金属と多結晶半導体の接合界面に形成されるバンドギャップ内準位のために金属-半導体接合が従来のショットキー極限から離れてバーディーン極限へ近づくと同時に、多結晶半導体の構造の乱れに起因するバンドギャップ内準位を介して小さい活性化エネルギーで正孔と電子が半導体に注入される。このため、電極に用いる金属の種類によらずホール、電子とも低抵抗で注入される。

 有機半導体単結晶を用いた電界効果トランジスタに応用したところ、新電極は従来の金Au電極からのホール注入およびCa電極からの電子注入より大きな電流が流れた。さらに、従来の電極では電子とホールの注入の向きを入れ替えるとトランジスタ動作しないのに対し、新電極は入れ替える前と同等に動作した。また、空気中で不安定なCaを用いずに有機単結晶発光トランジスタが作製できた。


FPD/PCB NEWS〜10月11日


帝人 フィルム事業合弁会社の所有持分を売却

 帝人は、米E.I.du Pont de Nemours and Companyと共同で米国、欧州、中国のフィルム事業合弁会社の所有持分すべてを売却すると発表した。

 du Pontとの合弁会社であるDuPont Teijin Films U.S.Partnership、DuPont Teijin Films Luxemburg S.A.、DuPont Teijin Films UK Limited、DuPont Teijin Films China Limitedの所有持分をIndorama Netherlands B.V.社に売却する。


FPD/PCB NEWS〜10月6日


トクヤマ 台湾にIPAの新工場を建設

 トクヤマは電子工業用高純度IPA(イソプロピルアルコール)の需要増に対応するため、台湾の現地法人である台湾徳亞瑪に第2工場を建設すると発表した。

 高純度IPAは半導体などの電子デバイスの洗浄剤として使われる。新工場は雲林県雲林科技工業区内に建設、2019年1月の運転開始を予定している。


FPD/PCB NEWS〜10月5日

大日本印刷 新たな車載ディスプレイ用視野角制御フィルムをブラッシュアップ

 大日本印刷は、フロントガラスへの車載ディスプレイからの光の映りこみを防ぐ車載ディスプレイ用視野角制御フィルムをブラッシュアップしたと発表した。

 同社の車載ディスプレイ用視野角制御フィルムはカーナビゲーションシステムなどの夜間におけるフロントガラスへの映り込みを防ぐことから、これまで国内外の自動車メーカーなどに採用。今回、視野角制御機能をさらに改善し、ディスプレイの光を正面、上方、下方、左右など任意の方向にコントロールし、ディスプレイの設置角度などデザインの自由度に対応できる光制御フィルムを開発した。国内外の自動車メーカーや車載ディスプレーメーカーを中心に出荷し、2022年までに現在の5倍の50億円の売り上げを目指す。


エプソン 長野県塩尻市の広丘事業所に商業・産業印刷分野の研究開発・生産の新棟を建設

 セイコーエプソンは、広丘事業所(長野県塩尻市)に商業・産業用大型印刷機の試作・量産工場およびデジタル捺染のテストラボ機能を備えた新棟「イノベーションセンターB棟」を建設すると発表した。投資額は約160億円。

 イノベーションセンターB棟は延床面積約3万7,650m2で、1階が工場およびテストラボエリア、2〜3階がオフィスエリアに設定。2018年夏に着工し、2019年度末の稼働を計画している。これにより、商業・産業印刷分野における研究開発力・生産技術を強化するとともに、関連部門をオフィスエリアに集約することで業務の効率化を図る。


FPD/PCB NEWS〜10月4日


日本ゼオン 液晶テレビ用位相差フィルムの新ラインを稼働

 日本ゼオンは、富山県氷見市の光学フィルム工場で液晶テレビ用位相差フィルムの新ラインが本格稼働したと発表した。

 第6系列目となる新ラインの生産能力は2400万m2/年。これにより、トータル生産能力は9500万m2/年から1万1900万m2/年に増強された。


FPD/PCB NEWS〜10月3日


マクセル 有機ELD用高精細ハイブリッドマスクを開発

 マクセルは、精密電鋳加工技術EF2(ElectroFine Forming:EF2)を用いて有機ELディスプレイパネル蒸着用高精細ハイブリッドマスクを開発したと発表した。ジャパンディスプレイ(JDI)と共同開発したもので、2018年秋よりJDIへの供給を開始する。また、JDIおよび縦型蒸着装置メーカーとの3社による協業を進める。

 熱膨張特性に優れるインバー材フレームにEF2で形成した高精細マスク部を一体化させたフレーム一体型ハイブリッドマスクで、熱膨張による変形抑制により容易に蒸着装置に装着できるようした。マスク厚は8μmで、リアルRGB400ppi以上という高精細パネルが製造できる。

 ライフソリューション事業本部(福岡県田川郡福智町)にJDIと共同で量産向けのクリーンルーム増設と設備導入を進めており、2018年秋の量産開始を予定している。


FPD/PCB NEWS〜9月27日


東洋紡 感光性樹脂版などを製造する東洋紡フォトケミカルズを設立

 東洋紡は、10月1日付で印刷に用いられる感光性樹脂版などの光機能材料を製造する「東洋紡フォトケミカルズ(株)」を設立すると発表した。

 資本金は9000万円で、東洋紡が全額を出資。大阪市北区に本社、岡山市に工場を置き、水現像感光性樹脂凸版「プリンタイト」や水現像フレキソ版「コスモライト」などを製造・販売する。


FPD/PCB NEWS〜9月26日

出光興産と東レ 有機EL材料で技術提携 

 出光興産と東レは、有機EL材料に関して技術提携することで合意した。

 互いが保有する有機EL材料、技術、知見などを活用し、新規材料開発、材料評価で協力。さらに、両社の評価設備・生産設備などの保有資産を有効活用し、ディスプレイの性能や耐久性向上、コストダウンに貢献する材料の提供を目指して協力する。


FPD/PCB NEWS〜9月20日


島津製作所 フィリピン工場のPCB製造能力を倍増

 島津製作所は、フィリピンの製造小会社SHIMADZU PHILIPPINES MANUFACTURING(SPM)のPCB製造ラインを増設し生産高を2倍に引き上げると発表した。同工場での生産高を2019年度に現在の2倍にあたる18億円に引き上げ、3年間累計で3.5億円のコストダウンを図る。

 現工場の隣接地に建物面積3700m2の工場建屋を新設する。投資額は3億7300万円。


FPD/PCB NEWS〜9月19日


JX金属コイルセンター 川崎事業所を移転

 JX金属の倉見工場で生産される伸銅品のスリット加工を担うJX金属コイルセンターは、2018年3月に川崎事業所を移転すると発表した。現在の川崎市幸区から川崎市川崎区に移転する。

 移転にあたっては既存設備をリニューアルするとともに、倉見工場の能力増強に対応するため、スリッター2基、梱包ライン一式を新設する。これによりスリット能力の増強と品質高度化を図り、供給要請が強まっている箔製品(0.1mm厚未満製品)や長尺製品(8kg/mm製品)をはじめとする製品の安定供給体制を構築する。


FPD/PCB NEWS〜9月15日


米ウィスコンシン州 鴻海精密のLCD工場新設に約30億ドルを補助

 米ウィスコンシン州は、台湾の鴻海精密工業が建設するTFT-LCD工場に計約30億ドル(約3300億円)の補助金を支給する法案を可決した。州政府による外国企業への補助金としては過去最大。

 鴻海は100億ドルを投じて大型TFT-LCDを生産する新工場を建設。2020年の稼働開始を予定している。従業員数は3000人でスタートするが、最大1万3000人に増加する可能性があるという。


FPD/PCB NEWS〜9月14日


AGC旭硝子 曲面形状の車載ディスプレイ用カバーガラスが新型Audi A8に量産採用

 AGC旭硝子は、車載ディスプレイ用カバーガラスが新型Audi A8に採用されたと発表した。曲面形状のカバーガラスを世界で初めて搭載した量産車だという。

 新型Audi A8のコックピットには上下二つのタッチスクリーン式ディスプレイを装備。上部の滑らかな曲線を描く10.1型ディスプレイではナビゲーションやインフォテインメントシステムを表示、下部のディスプレイではシステムを操作する。上部ディスプレイにAGCの曲面カバーガラス、下部ディスプレイに平面カバーガラスが採用されている。


FPD/PCB NEWS〜9月6日


三菱電機 産業用10.1型WXGA TFT-LCDをリリース

 三菱電機は、計測器やハンディーターミナルなどの表示器用10.1型WXGA TFT-LCDのサンプル出荷を開始すると発表した。サンプル価格は10万円で、10月1日からサンプル出荷する。

 上下左右170度という広視野角を確保。−40〜+80℃という動作温度範囲により厳しい温度環境でも使用できるようにした。また、フレームの材料や設計の最適化により、従来製品に比べ約12%の薄型化(厚さ8.5mm)と約23%の軽量化(310g)を実現した。


FPD/PCB NEWS〜9月1日


産総研 有機EL素子内の電荷の様子をリアルタイム測定

 産業技術総合研究所(産総研)と次世代化学材料評価技術研究組合(CEREBA)は、有機EL素子駆動時の内部の電荷の挙動を分子レベルで非破壊計測する新たなオペランド計測技術を共同開発した。

 開発した計測法では、最先端の非線形レーザー分光法である和周波発生分光法(SFG分光法)により有機EL素子にパルス電圧をかけた際に生成される有機カチオン種(正電荷)と有機アニオン種(負電荷)の生成・輸送・界面での電荷再結合挙動を数10ナノ秒スケールで計測。発光している有機EL素子内部の分子や電荷の状態をリアルタイムで評価できる。このため、有機EL素子の動作機構解明や長寿命化、さらに省エネルギー化、低コスト化のための新規材料開発、それらを実際の素子に組み込んだ際の実際の電荷輸送特性を分子レベルの情報から直接解き明かすことが期待できる。